電力会社は乗り換えるべき?おすすめな電力会社から乗り換え方法まで解説

電力会社乗り換えでおすすめの電力会社
電力会社の乗り換え方法は?今乗り換えるべきおすすめ電力会社は?と電力会社の乗り換えについて気になっていませんか。

結論からお伝えすると電力会社の乗り換えはとても簡単で、新しく契約する電力会社にWEB申し込みするだけで手続きが完了します。

ただし下調べをせず安易に乗り換えてしまうと、かえって電気料金が高くなってしまったり、違約金がかかってしまうといった注意点も。

この記事では電力会社の乗り換え方法とおすすめ電力会社だけでなく、メリットと注意点もくまなく解説します。

乗り換えを検討している方は、ぜひこの記事を参考にして乗り換えてみてくださいね。

電力会社を乗り換えるべきなのは?

おすすめな電力会社を紹介する前に、どんな人が乗り換えるべきなのかをまとめました。

電気代が高い人

新電力は基本的に、従来の電力会社(東京電力や関西電力など)よりも料金が安くなるように設定されているため、乗り換えることで安くなる可能性が高いです。

例として、東京電力からいくつかの新電力に乗り換えた場合、1ヵ月間でどのくらい安くなるのかを表にまとめました。

東京電力13,000円10,000円7,000円
エルピオ
でんき
-1,590円-1,119円-665円
Looop
でんき
-1,573円-912円-372円
楽天
でんき
-1,573円-912円-372円
シン・
エナジー
-939円-652円-382円
ENEOS
でんき
-958円-566円-271円
東京ガス
の電気
-907円-532円-179円

※電気代ごとの、契約アンペア数・電気の使用量は以下の数値で計算しました。
・13,000円:60A/440kWh
・10,000円:50/350kWh
・7,000円:40A/260kWh

このようにどの新電力でも毎月の電気代を安くすることができ、電気代が高いほど節約額も高くなっていることが分かります。

そのため今の電気代が高い人ほど、新電力に乗り換えることで電気代がお得になります。

ただ新電力から新電力の乗り換えの場合、安くなるかどうかは使用状況などによってもことなるので、しっかり確認してから申し込みましょう。なお、新電力の中でも特に安いところは後ほど詳しく解説するので参考にしてください。

基本料金0円で安くなる

『基本料金0円』という特徴がある新電力は、電気代が安くなる傾向があるためおすすめです。

基本料金とは契約アンペア数によって決められている料金のことで、エリアごとに異なりますが平均的な料金を以下にまとめました。
・30A:700円~1,000円
・40A:900円~1,300円
・50A:1,200円~1,700円
・60A:1,400円~2,000円
このように基本料金は、毎月1,000円前後かかってしまうのですが、新電力の中には基本料金が0円のところがあるので、その分お得に電気を使うことができます。

また基本料金が0円ということは電気を使った分だけ電気代がかかるということなので、空き家や別荘での電気代が大幅に下がる可能性もあります。

基本料金が0円の新電力の例を以下にまとめたので、参考にしてください。
▼基本料金が0円の新電力
・Looopでんき
・あしたでんき
・楽天でんき
・ピタでん

セット割で安くなる

新電力の中には、ガスとまとめて契約することでセット割が適用されて、電気代やガス代が安くなるところがあります。

例えば東京ガスでは電気のサービスも提供しており、東京ガスでガスと電気をまとめて契約すると毎月275円安くなる仕組みです。

ただセット割が1番お得とは限らず、電気は電気、ガスはガスで安いところを契約した方が安くなる場合も。そのため、電気とガスの請求を1つにまとめたいという人にはおすすめです。

ガスとのセット割がある新電力の例を以下にまとめたので、参考にしてください。
▼ガスとのセット割がある新電力
・Looopでんき(関東エリアのみ)
・CDエナジー(関東エリアのみ)
・ENEOSでんき(関東、関西、中部エリアのみ)
・東京ガスの電気

ブレーカーがよく落ちる人

ブレーカーがよく落ちるため困っているという人は、アンペアの縛りがない新電力に乗り換えることで解決します。

ブレーカーが落ちてしまう原因は、家電を一度にたくさん使いすぎて電気の容量を超えてしまうためです。

電気の容量は契約アンペア数と呼ばれており、アンペア数を上げることでよりたくさんの家電を一度に使えるようになるのですが、その分『基本料金』が高くなってしまいます。

しかし新電力の中にはアンペアの縛りがない新電力があるため、乗り換えることで基本料金やブレーカーのことを気にせず家電を使うことができます。ただ安全上、最大アンペア数が60Aと決められていることだけ覚えておきましょう。

アンペアの縛りがない新電力

そしてアンペアの縛りがない新電力は、上記で紹介した『基本料金が0円』の新電力のことなので、電気代も安くすることができておすすめです。
▼アンペアの縛りがない新電力
・Looopでんき
・あしたでんき
・楽天でんき
・ピタでん

乗り換えない方が良い場合も

電力会社を乗り換えない方が良い場合もあるので注意しましょう。
▼乗り換えない方が良いのは…
・オール電化住宅
・契約アンペア数が20A以下
オール電化を利用している場合、新電力のオール電化プランに切り替えない方が安い場合がほとんどなので、乗り換えはおすすめできません。

また新電力の通常プランに切り替えてしまうと、電気代がかなり高くなってしまうケースもあるので注意しましょう。

そして契約アンペア数が20A以下(20A/15A/10A)の場合、新電力に乗り換えても電気代があまり安くならないか高くなってしまう可能性があるのでおすすめできません。

契約アンペア数が20A以下だと元々基本料金が安いため、『基本料金が0円』の新電力に乗り換えても数十円ほどしか安くならないです。

また20A以下の人は電気の使用量も少ない傾向があるのですが、新電力の多くは電気の使用量が多い人が特にお得になる仕組みのため、かえって高くなってしまうこともあるので注意しましょう。

乗り換えでおすすめな電力会社

新電力は現在1100社以上あると言われているのですが、その中でも特に電気代が安くなる電力会社や、お得なキャンペーンを実施している電力会社を2社厳選したので紹介します。
▼おすすめな電力会社

『シン・エナジー』
・どんな人でも必ずオトク
・時間帯によっておトクなプランを選べる

『エルピオでんき』
・電気代が7,000円を超えるような人が特にお得

シン・エナジー

シン・エナジーはどんな方でも必ず安くなる「きほんプラン」の他にも、時間帯によって安くなる「生活フィットプラン」を選べるのが最大のポイント。

生活フィットプランは、昼間が安い「昼生活フィットプラン」、夜間が安い「夜生活フィットプラン」の2つが用意されています。

小さいお子さんがいたり、在宅ワークが多い方は昼間が安いプランを、共働き世帯や一人暮らしで日中ほとんど家にいない方は夜間が安いプランを選ぶことで、効果的に電気代を削減することができます。

口コミでもこれらのプランで安くなったという声も多く、また様々な媒体で節約額No.1の新電力として取り上げられているのもおすすめできる理由です。
まずはきほんプランから契約し、その後時間帯別のプランに変えることもできるのでぜひ申し込んでみることをおすすめします。

なお、初期費用や解約金などは一切発生しないので安心してください。

\誰でも必ず安くなる/
おトクなおすすめ新電力【シン・エナジー】

※シン・エナジーが選ばれる理由
●電気代が必ず安くなる
●昼間に電気を多く使うあなたにフィットしたプランも◎
●夜間の電気代が安くなるプランで無駄なく節約
●電気代の支払いでJALマイルが貯まる

シン・エナジーは初期費用や解約金もなし!気になる方はお試し感覚で申し込んでもOK!

様々な媒体で節約額1位と話題のシン・エナジーは今最もオススメしたい新電力です。

▼24時間受付OK!▼シン・エナジー公式サイト

※現在、電力不足により「市場連動型」のプランを採用する新電力の電気代が急騰しています。シン・エナジーは市場連動型ではないため、電気代が高騰する可能性は今後もありません。安心して契約することができます。

エルピオでんき

エルピオでんきは北海道電力エリアと沖縄電力エリアを除いた全国エリアに提供しており、特に電気代が7,000円を超えるような場合、他の新電力と比べても最安水準です。

実際に東京電力から乗り換えてどのくらい安くなるのか、いくつかの新電力との1ヵ月間の差額を表にまとめました。
東京電力13,000円10,000円7,000円
エルピオ
でんき
-1,590円-1,119円-665円
Looop
でんき
-1,573円-912円-372円
楽天
でんき
-1,573円-912円-372円
ENEOS
でんき
-958円-566円-271円
東京ガス
の電気
-907円-532円-179円
このようにエルピオでんきの節約額が最も大きく、電気代が高くなるほど節約額も大きくなることが分かります。



電気を使う人ほどお得!エルピオでんき

エルピオでんきの申し込みはこちらの公式サイトからできます。

※エルピオでんきが選ばれている理由
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初期費用や解約金もかからないので、気になる方はお試し感覚で申し込んでもOKですよ。

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※現在、電力不足により「市場連動型」のプランを採用する新電力の電気代が急騰しています。エルピオでんきにも市場連動型プランがありましたが、現在は申し込みを停止しています。なお、当記事で解説しているプランは市場連動型ではないため、電気代が高騰する可能性は今後もありません。安心して契約することができます。

電力会社の乗り換え方法

電力会社の乗り換えは、以下の3ステップで完了です。

1.新しい電力会社に申し込む
2.スマートメーターの設置
3.利用開始

ただこの中で自分で手続きを行う必要があるのは「1.新しい電力会社に申し込む」のみで、現在利用している電力会社は新しく申し込んだ電力会社が解約しておいてくれるため、利用開始まで特に手続きは必要ありません。

なお、解約のタイミングは新しい電力会社の供給が始まるのと同じ日なので、電気が使えなくなる期間はありません。

1.新しい電力会社に申し込む

新しい電力会社への申し込み方法は主に公式サイトや電話、郵送などがありますが、公式サイトでの申し込みが最も簡単で、24時間好きなタイミングに手続きができるのでおすすめです。

そして申し込み時には以下の情報が必要になります。

・現在の契約情報(電力会社名やプラン、契約アンペアなど)
・利用者情報(氏名や現住所)
・支払い情報(カード番号や口座番号)
・電気の契約情報

最後の項目「電気の契約情報」については電気の検針票に書いてあるので、申し込み前に準備しておく必要があります。

電気の検針票が必要

電気の検針票とは毎月自宅に届く、使用量や電気代などが記載された明細のことで、検針票の中で申し込み時に必要になるのは以下2つの情報です。

・お客さま番号(13桁)
・供給地点特定番号(22桁)

「お客さま番号」は下記の画像の14番、「供給地点特定番号」は1番に該当します。

検針票引用:東京電力エナジーパートナー

ただし、現在利用している電力会社が電気の検針票を発行していない場合、WEB上のマイページで確認できるので、該当する人はログインをしてチェックしてみてください。

また検針票が手元にない場合は、電力会社に問い合わせをすることで必要情報を教えてくれますよ。

2.スマートメーターの設置

申し込みが完了したら、アナログのメーターからスマートメーターへの取り換え作業が行われます。

スマートメーターとは全国で順次取り付けられている電気の計測器のことで、設置されるとWEB上で電気代や電気の使用量を細かくチェックできるようになります。

スマートメーターの設置工事引用:東京電力パワーグリッド

スマートメーターの工事については事前に電力会社から連絡がきますが、原則無料・立ち合い不要で完了します。

ただしアナログメーターが施錠された敷地内にある場合などは、施錠が必要になるため覚えておきましょう。

3.利用開始

電力会社への申し込みやスマートメーターの設置が問題なく完了すれば、申し込みから約2週間~1ヵ月半ほどで切り替わります。

利用開始日については事前にメールや通知書などでお知らせが届きますが、基本的に『申し込み後の次回検針日』となっており、申し込み日が検針日の直前だった場合は、『申し込み後の次々回検針日』となることもあります。

なお切り替わる当日は何もする必要がなく、停電などの心配もないので安心してください。

電力会社を乗り換える際の注意点

電力会社の乗り換え方法からおすすめの電力会社まで分かったと思いますが、乗り換えの際はいくつかの注意点があるので事前に確認しておきましょう。

違約金や初期費用がかかる場合がある

従来の電力会社のプランでは基本的に解約時に違約金がかかることはありませんが、新電力の中には稀に解約時に違約金がかかってしまうものもあります。

また、新しい電力会社への乗り換えには原則として初期費用はかかりませんが、中には契約事務手数料などの名目で費用を請求してくる電力会社もあるので、併せて注意しなければなりません。

例えば「eo電気」では1年未満の解約で3,000円、「J:COM電力」ではプランによって最大25,000円の違約金が発生してしまう他、「eo電気」「J:COM電力」ではどちらも、3,000円+税の事務手数料が初期の電気代と一緒に請求されてしまいます。

上記で紹介したLooopでんきとエルピオでんきを含め、ほとんどの新電力では違約金や初期費用がかかりませんが、中には高額な違約金や初期費用が請求されてしまうところもあるので、事前にしっかりチェックしておきましょう。

引越しに伴う乗り換えは解約手続きが必要

引っ越しと同時に電力会社を乗り換える場合、現在利用している電力会社を解約しなければなりません。

従来の電力会社でも新電力でも、基本的に解約の手続きはWEBサイト上でできるので、従来の電力会社の手続き窓口については以下にまとめました。

▼各電力会社の手続き先
北海道電力:公式サイト
東北電力:公式サイト
東京電力:公式サイト
中部電力:公式サイト
北陸電力:公式サイト
関西電力:公式サイト
中国電力:公式サイト
四国電力:公式サイト
九州電力:公式サイト
沖縄電力:公式サイト

なお解約日は指定できますが、引っ越し日の直前に手続きをする場合、WEBサイトではなく電話で手続きをしなければならないところがほとんどです。

電話で解約する場合、営業時間に気を付けなければならないので、引っ越しが決まっている場合はできるだけ早めに解約手続きを行いましょう。

一部マンションでは乗り換えられない場合がある

基本的にマンションやアパートなどの集合住宅でも電力会社は乗り替えられますが、建物一棟で一括して電気を契約している「一括受電」の場合は電力会社を乗り換えられません。

検針票に「高圧」という記載があったり、契約電流が「kVA」で表記されている場合は一括受電に該当します。

検針票が手元にない人や良く分からない人は、管理会社や大家さんに確認をしましょう。

電力会社を乗り換える際のよくある疑問

最後に、電力会社の乗り換え時によくある質問についてお答えしました。

賃貸マンションでも乗り換え可能?

賃貸マンションや賃貸アパートでも、勝手に電気を乗り替えても基本的に問題はありません。

またスマートメーターの設置工事についても、大家さんや管理会社から何も言われていなければ報告する必要はありません。

ただ上記で紹介した「一括受電」の場合、そもそも乗り換えることができないので覚えておきましょう。

停電が起きやすくなる?

電力会社を乗り換えたことで停電が増えるようなことはありません。

新電力の多くは知名度がなく心配になる人もいるかもしれませんが、送電自体は従来の電力会社が行っているため、電気の質は今までと全く変わりません。

まとめ

最後までお読みいただきましてありがとうございます。

電力会社の乗り換え方法は簡単で、自分で行う必要があるのは「新しい電力会社へ申し込む」だけ。

申し込み後は、新しい電力会社がスマートメーターの設置や今まで利用していた電力会社の解約手続きなどを行ってくれます。

ただ電力会社の中には、解約違約金が発生するところや初期費用がかかってしまうところがあるので注意しましょう。

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