一人暮らしでおすすめの安いガス会社は?注意点・契約の流れも解説

一人暮らしでおすすめの安いガス会社
「一人暮らしはどのガス会社を選んだらお得なの?」「一人暮らしでおすすめなガス会社は?」など気になっていませんか?

都市ガスも電気と同様、自分で好きな会社を選べるようになりましたが、どこを選んだらいいか分かりにくいのが現状です。特に一人暮らしでは、事前に丁寧に料金を比較しなければ、かえってガス代が高くなってしまう場合もあります。

この記事では一人暮らしでガス代を安くしたい方に向けて、一人暮らしでも安くなる都市ガス提供会社だけを集めて、料金や割引額、特典を徹底比較しました。

結論、一人暮らしでは電力会社が提供するガスプランをセットで契約するのがお得になります。エリアによって選べる会社は異なるので、各エリア毎におすすめの電気ガス会社を比較して紹介していきます。また、東京エリアに限ってはガス単体で契約しても安くなる会社があったので、あわせて紹介します。

一人暮らしのガス選びを成功させるための情報を惜しみなく載せているので、最後までご覧ください。

一人暮らしにおすすめのガス会社は?

都市ガスは2017年に自由化されましたが、電気と比べて参入企業が少なく、選べる幅も狭いです。2022年現在、都市ガスを単体で販売する会社は数社程度で、電気とガスをセットで販売する会社が多数を占めています。

結論、ガス使用量が少ない一人暮らしでも安くなるのは、基本的に電力会社のガスセット契約となります。

以下ではまず、電気とガスをセットで契約して安くなるおすすめの会社を紹介していきます。

ガスと電気をセットで契約する場合

ガスは地域によって選べる会社が異なるので、東京エリア、関西エリア、中部エリア、その他のエリアに分けて紹介します。

東京エリア

東京エリアでは、電気とガスをセットで契約できる会社は多くありますが、一人暮らしの使用量でもお得にできるのは「CDエナジー」と「HTBエナジー」の2社になります。
CDエナジー

CDエナジーダイレクト

CDエナジーは東京ガスの供給エリアで都市ガスを、東京電力の供給エリアで電気を販売しています。

ガスのプランは東京ガスの一般料金より月100円程度安くなり、電気も東京電力より月100円安くなります。

また、セットで契約することで電気代・ガス代がともに0.5%OFFになるセット割も用意されており、さらに光熱費を安くすることができます。

加えてCDエナジーでは光熱費の支払いで独自の「カテエネポイント」が貯まり、ポイントは電気・ガス代に充てることができます。

このように一人暮らしでガスをあまり使わない方でも確実にお得にできるのがCDエナジーの大きな魅力です。

初期費用や解約金もないので気軽に申し込むことができるのも一人暮らしに嬉しいポイントです。

なお、CDエナジーはガス単体で契約することも可能です。東京の方は迷ったらCDエナジーを選べば間違いないでしょう。
HTBエナジー(HISでんき)

HTBエナジー

HTBエナジーはガスは東京ガスの供給エリアで、電気は全国で販売している会社です。

HTBエナジーのガスは東京ガスの料金から3%引き、電気は東京電力の5%引きになります。

〇%割引というシステムは、ガスの使用量が少ないとその分割引額も小さくなってしまいますが、一人暮らしでも比較的ガスを多く使う(月5,000円以上)という方はHTBエナジーがお得です。

その他、旅行代が最大3,000円引きになるおまけの特典もついてきます。

HTBエナジーは初期費用はかかりませんが、契約から1年以内に解約すると2,200円の解約金が発生するので、引っ越しの可能性がある方は注意してください。

なお、HTBエナジーは必ず電気とガスをセットで契約する必要があります。

関西エリア

関西エリアでは、関西電力のガスが一人暮らしで最もガス代を安くできます。
関西電力(なっトクパック)

関西電力(なっトクパック)

関西電力では、大阪ガスの供給エリアで「なっトクプラン」という名称のガスを提供しています。

関西電力のガスは大阪ガスに比べて月に200円前後安くなるように料金が設定されています。また、関西電力の新たな電気プラン「なっトクでんき」とセットで契約することで、ガス代がさらに3%割引になります。

電気代も旧来の従量電灯と比べると月に数十円程度ですが安くなるので、ガスのセット割を受けるためにもセットで契約することをおすすめします。(関西電力ガスの単体でも契約可能です)

初期費用や解約金は一切ないので一人暮らしでも気軽に申し込めます。

なお、ガスと電気をセットで契約できる会社として大阪ガスもありますが、関西電力と比べると割高です。また、関西でガス単体でも契約できる会社としてミツウロコガスや大阪いずみ生協のガスなどもありますが、いずれも関西電力のガスより割高です。

関西エリアの一人暮らしでガス代を安くしたいなら、関西電力のガスを選びましょう。

中部エリア

中部エリアの一人暮らしでは、よかえねが最もお得に利用できます。
よかえね

よかえね

よかえねは、ガスは東邦ガスの供給エリアで、電気は沖縄を除く全国で提供しています。

ガス代は東邦ガスより一律3%安くなる料金設定で、電気とセットで契約すると5%にアップします。電気代も中部電力より10%安くなるので、ガスと電気をセットで契約するとお得です。

中部エリアでガスと電気をセットにできる中部電力や、ガス単体で契約できるエネワンなどに比べても割引額が大きいため、中部エリアの一人暮らしでガス代や電気代を安くしたいならよかえねが最適な選択となります。

初期費用や解約金もないので安心して申し込めますよ。

その他のエリア

上記以外のエリアでは、そもそも都市ガスを販売している会社がわずかしかありません。以下では、各エリアごとに一人暮らしでも安くなる会社をまとめました。
エリア会社割引率条件
北海道北海道電力北ガスの5%OFF北海道電力の電気とセットで契約する
東北
なし
北陸福井都市ガス毎月200円~500円引き
※ガス使用量による
北陸電力の電気とセットで契約する
中国
なし
四国
なし
九州九州電力毎月100円~400円引き
※ガス使用量による
九州電力の電気とセットで契約する
沖縄
なし

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北海道、九州では、それぞれ地域の電力会社が提供するガスを契約することで、ガス代を安くすることができます。また、北陸では福井都市ガスの都市ガスと北陸電力の電気という組み合わせで契約することで、ガス代を安くできます。

一方それ以外のエリアでは、一人暮らしでも安くなるガスを提供する会社はありません。残念ながら今のガス会社を契約し続けることになります。

ガスだけで契約する場合

基本的に一人暮らしでは、ガスと電気をセットで契約した方がお得です。ただし、東京エリアに限っては、ガスだけで契約しても一人暮らしのガス代を安くできる会社があるので紹介します。

レモンガス

レモンガス

東京ガスの供給エリアで都市ガスを提供するレモンガスは、ガスの使用料金が東京ガスより5%安くなります。セット割などはないですが、純粋にガス代を節約したい方にはおすすめです。

また、電気はすでに他社を契約していてガスと電気をセットにできないという方は、ガス単体でも安くなるレモンガスを選ぶといいでしょう。

一人暮らしでも安くなるガス会社は多くない中で、レモンガスは最安水準とも言えるため、迷ったらレモンガスをおすすめします。

なお、初期費用や解約金もかかりません。

ENEOS都市ガス

ENEOS都市ガス

東京ガスの供給エリアでガスを提供するENEOS都市ガスは、東京ガスよりもガス代が月に100円~150円程安くなります。

ENEOSでは電気も提供していますが、セットで契約する必要はなく、仮にセットで契約してもセット割などもありません。そのため、ガスだけENEOS都市ガスを契約してもお得に利用できます。

さらに、ENEOS都市ガスでは以下の2つの特典から好きな方を選ぶことができます。
  • ENEOSカード/シナジーカードでガス代を支払うとガス料金が100円引きになる
  • TカードやANAカード、dカードなどでガス代を支払うとポイントが貯まる
単純にガスだけを安くしたいならレモンガスですが、特典を上手く活用できる方はENEOS都市ガスも検討してみてください。

ENEOS都市ガスにも初期費用や解約金は発生しません。

一人暮らしでガスを選ぶ際の注意点

一人暮らしでガスを選ぶ際は注意点がいくつかあるので、申し込む前に必ずチェックしましょう。

ガスを自由に選べない物件もある

基本的に賃貸のマンションやアパートでも自由にガスや電気を選ぶことができますが、中には大家さんや管理会社によって会社が指定されているところもあり、この場合ガス会社・電力会社を乗り換えられないので注意しましょう。

また、都市ガスではなくLPガスを取り入れている物件も乗り換えられないことが多いので、気になる方は事前に大家さんや管理会社に確認すると安心です。

電気ほど大きな節約にはならない

電気の乗り換えは、一人暮らしであっても月に500円~1,000円近く安くできる可能性がありますが、ガスの場合はそれほど大きな節約はできません。

一般的にガスは電気に比べて使用量が少なく、もとから比較的安いです。そのため、節約できる金額も月に200円程度となってしまうのです。

そのため、ガスとあわせて節約効果の高い電気の切り替えも同時に行うと、光熱費全体で大きな節約ができるでしょう。

使用状況によっては高くなることも

一人暮らしでガスの使用量が少ない場合、会社によってはむしろ今より高くなる可能性もあります。

例えば以下の会社では、一人暮らしではほぼ確実に割高になります。
  • 東京ガス「ずっともガス」
    ガス自由化以降に用意されたプラン。一人暮らしの使用量の場合、単価が高く設定されている
  • Looopガス
    ガスの単価が安い代わりに、基本料金が割高。一人暮らしの場合は値上がりしてしまう
また、もし現在床暖房プランなど特別なプランに加入している場合、この記事で紹介した会社でも高くなる可能性があります。自分のガスプランが一般的な「一般料金」というプランであるかあらかじめ確認しておきましょう。

一人暮らしでガスを乗り換える流れ

一人暮らしでガスを乗り換える方法や流れを紹介します。

現住所で乗り換える場合

▼ガス会社を契約する流れ
1.希望のガス会社に申し込む
2.今のガス会社を解約する
3.開通
現住所でガス会社を乗り換える場合、公式サイトや電話で希望のプランに申し込むだけでOKです。

新しいところに申し込むことで、今使っているガス会社の解約手続きを勝手に行っておいてくれるので、自分で解約手続きをする必要はありません。

また、申し込み時には以下の情報の他にガスの契約情報が必要になるため、検針票を手元に準備しておきましょう。

なお、電気もセットで乗り換える場合は、希望する会社の申し込みページで「セットで申し込む」などから手続きをすれば電気・ガスを同時に申し込めます。その際は電気の検針票もご用意ください。

基本的に申し込みから切り替わるまでの期間は約2週間~2ヵ月程度です。

引越し先で乗り換える場合

引越し先で乗り換える場合は、今使っているガス会社の解約手続きと、新しいガス会社への申し込み手続きの2つが必要になります。電気もセットで乗り換える場合、現在の電力会社の解約手続きも行ってください。

新しいガス会社への申し込み手続きは、基本的に「現住所で乗り換える場合」で紹介した流れと同じです。

ただガス会社は、引越し当日に申し込むことができないところがほとんどなので、余裕を持って申し込む必要があります。間に合わなかった場合は、地域ごとの電力会社やガス会社を契約してから新電力や新ガス会社に乗り換える流れになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

一人暮らしでガス代を安くするには、基本的に電力会社のガスをセットで契約することが最善となります。東京に限り、都市ガス単体でも安い会社はありましたが、現在の電力会社にこだわりがないのであれば、ガスと電気をセットにした方がセット割も適用されてお得です。

一方、都市ガスの自由化自体があまり進んでいないため、大都市圏以外のエリアではそもそも乗り換えられない場合が多いです。また、乗り換えられても今とほとんどガス代が変わらない場合も多いでしょう。

安い都市ガスの選択肢がないエリアの方は、比較的節約効果が出やすい電気の乗り換えもぜひ検討してみてください。

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