電気代の値上がりが続く昨今、多くの方が電力会社の切り替えを検討されているのではないでしょうか。
特に注目を集めているのが、基本料金0円でスタートできるLooopでんきです。しかし、「市場連動型の料金体系で毎月の料金が読めない」「本当に東北電力より安くなるの?」といった不安の声も聞かれます。
そこで今回は、2023年1月から9月までの実際の料金データを使って、LooopでんきとT東北電力を徹底比較します。ファミリー世帯では最大で月4,000円以上の差が出ることも。世帯人数別の具体的な料金比較から、サービス内容の違いまで、詳しく解説していきます。
この記事でわかること:
- 世帯人数別の具体的な料金差
- 市場連動型料金のメリット・デメリット
- 両社のサービス内容の違い
- 電力会社切り替えの具体的な方法
電力会社の切り替えをご検討の方は、ぜひ参考にしてみてください。
Looopでんきと東北電力の料金を比較
電気代の値上げが続く中、新電力会社への切り替えを検討されている方も多いのではないでしょうか。特に注目を集めているのが、基本料金0円のLooopでんきです。
しかし、市場連動型の料金プランを採用するLooopでんきは、電気料金が変動する可能性があるため、本当に東北電力より安くなるのか不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、2023年の実際の料金データをもとに、LooopでんきとT東北電力の料金を世帯人数別に徹底比較していきます。
一人暮らしで安いのはLooopでんき
一人暮らしの方にとって、電気代の節約は家計の重要なポイントとなります。Looopでんきの公式データによると、一人暮らし世帯の場合、東北電力と比べて毎月数百円から2,000円以上も安くなることが分かっています。
以下の表は、2023年1月から9月までの9カ月間の料金推移を比較したものです。両社とも電気・ガス価格激変緩和対策事業による値引きが反映された実績値となっています。
利用月 | Looopでんき スマートタイムONE | 東北電力 よりそう+ファミリーバリュー | 差額(税込) | 月平均使用量(kWh) |
---|---|---|---|---|
2023年1月 | ¥8,223 | ¥8,215 | ¥8 | 248 |
2023年2月 | ¥6,026 | ¥7,150 | -¥1,124 | 211 |
2023年3月 | ¥3,357 | ¥5,415 | -¥2,057 | 154 |
2023年4月 | ¥2,623 | ¥4,403 | -¥1,779 | 124 |
2023年5月 | ¥2,496 | ¥3,957 | -¥1,460 | 112 |
2023年6月 | ¥2,399 | ¥3,915 | -¥1,515 | 111 |
2023年7月 | ¥3,364 | ¥4,747 | -¥1,382 | 151 |
2023年8月 | ¥4,568 | ¥5,471 | -¥903 | 191 |
2023年9月 | ¥4,151 | ¥4,642 | -¥491 | 140 |
特に注目すべきは、2023年3月の差額が2,057円という点です。春先の電力需要が低い時期には、市場連動型のメリットが最大限に発揮されることが分かります。
もちろん電力市場の価格変動により、この差額は変動する可能性がありますが、年間を通じてLooopでんきの方が安価となっているのが分かります。1月を除く8ヶ月間で常にLooopでんきが安価という結果は、一人暮らしの方にとって心強いデータと言えるでしょう。
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二人暮らしでも安いのはLooopでんき
二人暮らしになると電力消費量が増え、それに伴って電気料金も上昇します。では、二人世帯の場合はどちらの電力会社がお得なのでしょうか。
Looopでんきは二人世帯でも東北電力と比べて大きな差額で安くなっています。以下の表は、2023年1月から9月までの9ヶ月間の料金比較データです。
利用月 | Looopでんき スマートタイムONE | 東北電力 よりそう+ファミリーバリュー | 差額(税込) | 月平均使用量(kWh) |
---|---|---|---|---|
2023年1月 | ¥15,708 | ¥15,070 | ¥638 | 471 |
2023年2月 | ¥11,130 | ¥12,301 | -¥1,170 | 388 |
2023年3月 | ¥6,584 | ¥9,674 | -¥3,090 | 302 |
2023年4月 | ¥5,087 | ¥7,610 | -¥2,522 | 240 |
2023年5月 | ¥4,780 | ¥6,646 | -¥1,865 | 213 |
2023年6月 | ¥4,459 | ¥6,299 | -¥1,839 | 205 |
2023年7月 | ¥6,230 | ¥7,823 | -¥1,592 | 278 |
2023年8月 | ¥8,610 | ¥9,287 | -¥676 | 358 |
2023年9月 | ¥7,607 | ¥7,528 | ¥79 | 255 |
特筆すべきは、2023年3月には3,090円もの差額が生まれている点です。これは一人暮らしよりもさらに大きな節約額となっています。
使用電力量が200kWhを超える二人世帯では、基本料金がない分、Looopでんきの方が割安になりやすい傾向が見られます。夫婦二人暮らしや同棲カップル、ルームシェアをしている方々にとって、魅力的な選択肢と言えるでしょう。
ファミリー世帯(3人世帯)でもLooopでんきがお得
3人世帯になると、さらに電力消費量が増加します。エアコンやテレビの使用時間が長くなり、洗濯や調理の回数も増えるため、電気料金は家計の中で大きな支出となります。
利用月 | Looopでんき スマートタイムONE | 東北電力 よりそう+ファミリーバリュー | 差額(税込) | 月平均使用量(kWh) |
---|---|---|---|---|
2023年1月 | ¥19,223 | ¥19,014 | ¥208 | 576 |
2023年2月 | ¥13,695 | ¥15,644 | -¥1,949 | 477 |
2023年3月 | ¥8,504 | ¥12,550 | -¥4,046 | 390 |
2023年4月 | ¥6,571 | ¥9,864 | -¥3,294 | 310 |
2023年5月 | ¥6,229 | ¥8,682 | -¥2,453 | 277 |
2023年6月 | ¥5,743 | ¥8,160 | -¥2,417 | 264 |
2023年7月 | ¥8,122 | ¥10,227 | -¥2,106 | 362 |
2023年8月 | ¥11,112 | ¥12,332 | -¥1,220 | 462 |
2023年9月 | ¥9,806 | ¥9,743 | ¥63 | 328 |
3人世帯での最大の節約額は3月の4,046円となっており、使用量が多いファミリー世帯だからこそ、基本料金0円の恩恵を大きく受けられることが分かります。
また、春から秋にかけて安定して2,000円以上の節約が実現できているのも特徴的です。3人世帯の平均的な使用量である300~400kWh程度の場合、Looopでんきの方が経済的に優位といえるでしょう。
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大家族(4人世帯)の場合も安いのはLooopでんき
4人世帯ともなると、月の電気使用量は500kWhを超えることも珍しくありません。このような大量消費世帯でも、Looopでんきは優位性を発揮しているのでしょうか。
利用月 | Looopでんき スマートタイムONE | 東北電力 よりそう+ファミリーバリュー | 差額(税込) | 月平均使用量(kWh) |
---|---|---|---|---|
2023年1月 | ¥20,717 | ¥20,518 | ¥198 | 621 |
2023年2月 | ¥14,511 | ¥16,588 | -¥2,077 | 506 |
2023年3月 | ¥8,926 | ¥13,186 | -¥4,259 | 411 |
2023年4月 | ¥6,905 | ¥10,323 | -¥3,417 | 327 |
2023年5月 | ¥6,601 | ¥9,124 | -¥2,523 | 294 |
2023年6月 | ¥6,027 | ¥8,489 | -¥2,462 | 277 |
2023年7月 | ¥8,337 | ¥10,437 | -¥2,100 | 371 |
2023年8月 | ¥11,156 | ¥12,384 | -¥1,228 | 464 |
2023年9月 | ¥10,044 | ¥9,941 | ¥104 | 336 |
データが示すように、4人世帯では最大で4,259円もの差額が生まれています。これは3月の実績ですが、4月も3,417円とかなりの差額がついています。
年間を通じて見ると、1月と9月を除く全ての月でLooopでんきが安価という結果になっています。特に春先は電力需要が低く、市場価格が下がりやすい時期のため、大きな節約効果が期待できます。
また、夏場のエアコン使用時期でも1,000円以上の節約が実現できているのは、大家族にとって心強いポイントと言えるでしょう。
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Looopでんきと東北電力の料金プランの違いを解説
電力会社の選択で重要になってくるのが、料金プランの仕組みです。LooopでんきとT東北電力では、その料金体系に大きな違いがあります。
ここでは、両社の料金プランの特徴や違いを詳しく解説していきます。これから電力会社の切り替えを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
Looopでんきは基本料金0円の市場連動型
Looopでんきの最大の特徴は、基本料金が0円という点です。通常、電力会社では契約アンペア数に応じた基本料金が発生しますが、Looopでんきではこれが一切かかりません。
また、Looopでんきは市場連動型の料金プラン「スマートタイムONE(電灯)」を採用しています。この料金プランでは、30分ごとに電力単価が変動する「ダイナミックプライシング」を導入しており、電力市場価格に連動して料金が決定されます。
市場価格が安い時間帯に電力を多く使用すれば、より大きな節約が可能になるという柔軟な料金システムが特徴です。ただし、市場価格の変動によって料金も変動するため、月々の電気代を正確に予測することは難しくなります。
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東北電力は基本料金+従量料金制
一方、東北電力の「よりそう+ファミリーバリュー」プランは、基本料金と電力量料金(従量料金)の2段階制を採用しています。基本料金は契約アンペア数によって決まり、10アンペアごとに設定されています。
また、東北電力では燃料費調整制度を導入しています。これは原油やLNG(液化天然ガス)、石炭などの燃料価格の変動を電気料金に反映させる仕組みです。2023年は燃料価格の高騰により、燃料費調整額が上乗せされる月が多く見られました。
ただし、東北電力では電気・ガス価格激変緩和対策事業による支援措置も実施されており、一定の料金抑制効果が働いています。毎月の電気料金から一定額が割り引かれることで、急激な料金上昇を抑える仕組みとなっています。
Looopでんきと東北電力のサービス内容を比較
料金面での比較に続いて、両社のサービス内容についても見ていきましょう。料金の安さだけでなく、カスタマーサポートの質や付帯サービスなども、電力会社選びの重要な判断材料となります。
緊急時の対応は東北電力が手厚い
カスタマーサポート体制では、両社に大きな違いが見られます。東北電力は停電などの緊急時に24時間体制で対応しており、地域に密着したサポート体制を整えています。
一般的な問い合わせについては、以下のような受付体制となっています:
【東北電力のサポート体制】
- 電話受付:平日9:00~17:00
- チャットサポート:24時間対応
- 停電・緊急時:24時間365日対応
一方、LooopでんきはWebを中心としたサポート体制を取っています:
【Looopでんきのサポート体制】
- 電話受付:平日9:00~20:00
- メールサポート:24時間受付
- 停電・緊急時:地域の送配電事業者(東北電力ネットワーク)が対応
特に注目すべきは、停電時の対応体制の違いです。Looopでんきの利用者が停電トラブルに遭遇した場合は、東北電力ネットワーク(送配電部門)に連絡する必要があります。
ポイントサービスは東北電力が充実
付帯サービスの面では、東北電力が「よりそうeポイント」というポイントサービスを提供しています。電気料金に応じてポイントが貯まり、様々な特典に交換することができます。
東北電力のポイントサービスでは、以下のような特徴があります:
- 電気料金に応じたポイント付与
- dポイントやTポイントへの交換が可能
- 電気料金の支払いに充当可能
一方、Looopでんきは現時点でポイントサービスを実施していません。ただし、基本料金0円による料金メリットで、ポイント分以上の節約が期待できます。
電気会社の切り替えに関するよくある質問
ここまで、LooopでんきとT東北電力の料金やサービスについて詳しく比較してきました。これから電力会社の切り替えを検討されている方のために、よくある疑問にお答えしていきましょう。
Looopでんきから東北電力へ戻す方法は?
Looopでんきから東北電力に切り替える場合は、東北電力の公式Webサイトから手続きが可能です。必要な情報は以下の通りです:
- 現在の供給地点特定番号(22桁)
- Looopでんきのお客様番号(Looop~で始まる番号)
- お名前、住所、電話番号などの基本情報
解約手続きは東北電力が代行してくれるため、Looopでんき側への連絡は不要です。手続きに必要な情報は、Looopでんきのマイページで確認することができます。
なお、切り替えにかかる期間は通常2週間程度です。東北電力との契約が成立すると、自動的にLooopでんきとの契約が解除されます。
市場連動型料金のメリット・デメリットは?
Looopでんきの特徴である市場連動型料金には、以下のようなメリット・デメリットがあります:
【メリット】
- 電力市場価格が下がれば料金も下がる
- 基本料金が0円で固定費を抑えられる
- 電力使用のタイミングを調整して節約できる
【デメリット】
- 月々の料金が予測しにくい
- 市場価格の高騰時は料金が上がる可能性がある
- 30分ごとの単価変動を意識する必要がある
ただし、2023年の実績を見る限り、年間を通じてLooopでんきの方が割安という結果が出ています。
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結論|Looopでんきは大きな節約が期待できる
9ヶ月間の料金比較データから、Looopでんきは全世帯区分で東北電力より安価になる可能性が高いことが分かりました。特に以下のような特徴が見られます:
1. 使用量が多いほど節約効果が大きい
春先を中心に、4人世帯で月4,000円以上の節約が実現できています。
2. 年間を通じて安定した価格差
1月と9月を除き、継続的にLooopでんきの方が安価という結果が出ています。
3. 基本料金0円の恩恵
使用量の多いファミリー世帯ほど、基本料金がない分のメリットを享受できています。
ただし、サポート体制やポイントサービスでは東北電力に軍配が上がります。料金の安さを重視するか、サービスの充実を重視するか、ご自身のニーズに合わせて選択することをおすすめします。
Looopでんきは初期費用も解約金も0円なので、まずは試してみる価値は十分にあるでしょう。不満があれば東北電力に戻すことも容易です。
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