コープさっぽろのグループ会社が運営しているトドック電力を紹介します。
北海道民から約141万人の組合員が加入している宅配サービス「トドック」の電気のサービスです。
紹介している内容
●トドック電力のかんたんな概要
●メリット
●ほくでんとの料金比較
●口コミ・評判
結論:もっと電気代を安くしたいなら他の新電力をおすすめします。
とにかくわかりやすくまとめましたのでご覧ください。
目次
トドック電力の基本情報
トドック電力の基本情報をご覧ください。
後ほど、メリットや料金の比較を説明しますのでザッと目を通す程度でOKです。
提供エリア
北海道全域(離島を除く)
加入条件
コープさっぽろの組合員にならなければなりません。
出資金として、加入時に1,000円が必要になります。
解約金
掛かりません。
解約金(1,000円~2,000円)かかる電力会社もありますが、トドック電慮っくはいつでも他の電力会社に乗り換えられます。
問い合わせ
0120-012-877
●受付時間
9:00~19;00(日曜は9:00~18:00)
問い合わせがナビダイヤルなどの有料になる電力会社もあるのでフリーダイヤルは嬉しいですね。
申し込み方法
トドック電力の申し込み方法は4つあります。
申し込みの際は現在の検針票を用意しておきましょう。
WEBから申し込むことしかできない電力会社も多いので助かりますね。
●WEBから申し込みの場合
⇒http://todock.co.jp/application/
●電話で申し込みの場合
⇒0120-012-877
受付時間:9:00~19:00(日曜は9:00~18:00)
●宅配センターから申し込みの場合
⇒担当へ伝えるか、注文書へ「51898」と記入します。翌週、担当が申込書を持ってきてくれます。
●店舗サービスカウンターで申し込みの場合
⇒サービスカウンターで申込書を受け取る。
ほくでんとの料金比較
トドック電力の料金プランは4つあります。
それぞれ、使用量を想定してわかりやすく料金のシュミレーションをしてみました。
では順番に見ていきましょう。
FIT電気メニュー
基本料金 従量料金 | ほくでん | トドック電力 | |
スタンダード | 灯油セット | ||
20A | 669.60円 | 669.60円 | |
30A | 1004.40円 | 1004.40円 | |
40A | 1339.20円 | 1339.20円 | |
50A | 1674.00円 | 1674.00円 | |
60A | 2008.80円 | 2008.80円 | |
~120 | 23.54円 | 23.42円 | 22.95円 |
120-280 | 29.72円 | 29.57円 | 28.98円 |
280~ | 33.37円 | 33.04円 | 32.37円 |
FIT電気メニューというのは再生可能エネルギー(太陽光・風力・水力・地熱・バイオマス)を使用した電気メニューになります。
原発反対派の方からの支持を強く、多くの電力会社で再生エネルギーを使用しています。
このあと、説明しますがトドック電力はこの再生可能エネルギーか火力発電か選べます。
料金を比較してみると
基本料金(契約アンペア数によって毎月かかる費用)は変わりませんね。
従量料金(1kWhあたりの単価)はトドック電力の方が安いことがわかりますよね。
例を2つ出してほくでんと比較してみます。
例①:トドック電力(スタンダードプラン)で30A契約時に100kWh使用した場合
まずは基本料金を見ていきましょう。
30A契約という設定なので
ほくでん:1004.40円
トドック:1004.40円
になりますね。
では次に従量料金を見ていきましょう。
ほくでんは120kWhまで23.54円なので
100kWh×23.54円=2,354円になります。
トドック電力のスタンダートプランは120kWhまで23.42円なので
100kWh×23.42円=2,342円になります。
これに先程の基本料金を足した金額がおおまかな電気使用料金になります。
ほくでん:1004.40円+2,354円=3358.4円
トドック:1004.40円+2,342円=3346.4円
結果:トドック電力が12円安い
例②:トドック電力(スタンダードプラン)で40A契約時に500kWh使用した場合
まずは基本料金を見ていきましょう。
40A契約という設定なので
ほくでん:1339.20円
トドック:1339.20円
になりますね。
では次に従量料金を見ていきましょう。
ほくでんの場合
120kWh×23.54円=2824.8円
160kWh×29.72円=4755.2円
220kWh×33.37円=7341.4円
2824.8円+4755.2円+7341.4円=14921.4円
14921.4円が従量料金になります。
トドック電力の場合
120kWh×23.42円=2810.4円
160kWh×29.57円=4731.2円
220kWh×33.04円=7268.8円
2810.4円+4731.2円+7268.8円=14810.4円
14810.4円が従量料金になります。
これに先程の基本料金を足した金額がおおまかな電気使用料金になります。
ほくでん:14921.4円+1339.20円=16260.6円
トドック:14810.4円+1339.20円=16149.6円
結果:トドック電力が111円安い
電気の使用量が少ないケースと多いケースで比較してみましたが、どちらもトドック電力がお得だということがわかりました。
電気の使用量が増えればもう少しお得になると思いますが、一般家庭で考えるとあまり期待はできませんね。
ベーシック電気メニュー
基本料金 従量料金 | ほくでん | トドック電力 | |
スタンダード | 灯油セット | ||
20A | 669.60円 | 669.60円 | |
30A | 1004.40円 | 1004.40円 | |
40A | 1339.20円 | 1339.20円 | |
50A | 1674.00円 | 1674.00円 | |
60A | 2008.80円 | 2008.80円 | |
~120 | 23.54円 | 23.30円 | 22.83円 |
120-280 | 29.72円 | 29.13円 | 28.53円 |
280~ | 33.37円 | 30.70円 | 30.03円 |
ベーシック電気メニューは従来の発電方法(火力発電など)で作られた電気を使用するプランになります。
料金を比較してみます。
基本料金(契約アンペア数によって毎月かかる費用)は変わりませんね。
従量料金(1kWhあたりの単価)はトドック電力の方が安いことがわかりますよね。
例を2つ出してほくでんと比較してみます。
例①:トドック電力(スタンダードプラン)で40A契約時に600kWh使用した場合
まずは基本料金を見ていきましょう。
40A契約という設定なので
ほくでん:1339.20円
トドック:1339.20円
になりますね。
では次に従量料金(600kWhしたケース)を見ていきましょう。
ほくでんの場合
120kWh×23.54円=2824.8円
160kWh×29.72円=4755.2円
320kWh×33.37円=10678.4円
2824.8円+4755.2円+10678.4円=18258円
18258円が従量料金になります。
トドック電力の場合
120kWh×23.30円=2796円
160kWh×29.13円=4660.8円
320kWh×30.70円=9824円
2796円+4660.8円+9824円=17280円
17280円が従量料金になります。
これに先程の基本料金を足した金額がおおまかな電気使用料金になります。
ほくでん:18258円+1339.20円=19597円
トドック:17280円+1339.20円=18619円
結果:トドック電力が978円安い
今回は電気の使用量が多いご家庭を想定してみました。
電気使用量は季節によっても大きく変わるので毎月600kWh使う家庭はあまりいないと思いますが、電気の使用量が多い月だと1,000円近く節約できることがわかりました。
インターネットプラン
基本料金 従量料金 | ほくでん | トドック電力 | |
スタンダード | 灯油セット | ||
30A | 1004.40円 | 1004.40円 | |
40A | 1339.20円 | 1339.20円 | |
50A | 1674.00円 | 1674.00円 | |
60A | 2008.80円 | 2008.80円 | |
~120 | 23.54円 | 23.54円 | 23.54円 |
120-280 | 29.72円 | 29.72円 | 29.72円 |
280~ | 33.37円 | 33.37円 | 33.37円 |
インターネットプランとは検針票を送付せず、インターネットで料金の確認ができるプランです。
検針票を送付しない代わりに月々の電気代から330円~380円割引されます。
ただし、契約は30A以上からしかできません。
また、ほくでんと基本料金・従量料金が同じなので、電気の使用量が多いかたなどはさきほど説明したベーシック電気メニュー(一般的なメニュー)の方がお得になります。
ペーパーレス社会が浸透していますが、このプランのお得感は正直びみょう。
30Aの契約で月々の使用量が少ない方に向いてるプランですね。
とく得Lプラン
基本料金 従量料金 | ほくでん | トドック電力 | |
スタンダード | 灯油セット | ||
20A | 669.60円 | 669.60円 | |
30A | 1004.40円 | 1004.40円 | |
40A | 1339.20円 | 1339.20円 | |
50A | 1674.00円 | 1674.00円 | |
60A | 2008.80円 | 2008.80円 | |
400kWhまで (定額) | 10,970円 | 10,850円 | 10,800円 |
400kWh超過分 (1kWh単価) | 31.69円 | 31.69円 | 31.69円 |
400kWhまで10850円で利用できるプランです。
●600kWh使用した場合
一般的なプランのベーシック電気メニューと比較してみましたが、100円弱とく得Lプランの方が安いことがわかりました。
ただ、電気使用量が少ない月だと損をする場合があるので、注意が必要です。
トドック電力のメリット
1.灯油とセットで安くなる
灯油定期配達を契約している方は、従量料金が(280kWh~の1kWhの単価)最大10%引きになります。
灯油代が10%引きになるわけではありません。
すでに灯油定期配達を契約していて、ほくでんと契約している方はかなりお得になりますね。
2.コープさっぽろや宅配サービスで使えるポイントが貯まる
電気の使用量のよってコープさっぽろや宅配サービスで使えるポイントが貯まります。
多くの方が利用しているトドックの宅配サービス。
ツイッターでもたくさんの口コミが投稿されていて、多くの方から支持されているのがわかりました。
たくさん頻繁にコープさっぽろや宅配サービスを利用する方にはありがたいですね。
トドック電力の口コミ・評判
トドック宅配サービスに関しての口コミは多かったですが、トドック電力に関する投稿はあまり見当たりませんでした。
いくつか参考になりそうな口コミをピックアップしましたのでご覧ください。
再生エネルギー100%を評価
コープさっぽろ共同購入に折り込まれていたトドック電力のチラシ。昨年7月から再生エネルギー比率100%とのこと。原発NOを掲げられる電力小売をまずは選びたい。わが家は自由化してからずっとトドック電力を利用しています。 pic.twitter.com/n6culsbSAh
— 由井久志 (@yui_hisashi) 2018年1月24日
私は提供される電気がどのように発電されているかなどは気になりませんが、気になる方はいるみたいですね。
この方のように原発反対派の方は再生エネルギー100%のトドックはおすすめできますね。
支払いがクレジットのみで使いづらい
トドック電気にしようとおもったら支払いが専門クレカオンリーだった。宅配もそうだし使いづらいわー。
— Mayumin (@umiyukimama) 2017年5月19日
トドックの支払い方法はトドックカード(クレジット)か口座振替(株式会社セディナ)を利用できます。
クレジットでもトドックカードで支払わなければいけません。
支払い方法は気にならない方もいると思いますが、他の電力会社とくらべるとちょっとめんどくさい気もしますが、コープさっぽろに加入するのが条件なので、仕方ないですね。
事業を展開しすぎて心配の声
灯油センター撤退したくせに灯油毎年やらされ…さらには電気とガスもやり…
あとはトドックスマホとか訳の分からんものもやり…
あちこちに手を出しすぎて潰れる気しかしない…
トドックとカケルくんの車はリースだからそこまでかかってないと思いますね…— ほっかず(みぃこ命名)アイ教family (@hrpy_idolclass) 2017年10月31日
電気やガスだけではなく、スマホ事業を展開しているトドック。
トドック以外にもいろんな事業の中の一つとして電力自由化に参入している会社はたくさんあります。
トドックの場合だと灯油とのセット割やコープの会員数を増やしたいのが狙いですよね。
企業がどんな事業に手を出すのも自由ですが、消費者である私たちはしっかり情報を整理して、余計なサービスまで契約しないようにしましょう。
一部のプランは30A以上からしか契約できない
「コープさっぽろ」のトドック電力に切り替えようかと思ったのだが、案内のチラシを見たら30アンペア以上しか割引率が書かれていない。そこで電話で確認をしたら30アンペア以下は対象外だという。つまりトドック電力は比較的電力消費量が多い家庭でしか使えない。ちょっと愕然とした。
— 松田まゆみ (@onigumoobasan) 2016年3月9日
一般的な家庭の契約アンペア数は30A~40Aが多いです。
ただ、あまり電気をつかわない場合、20Aの契約でも十分だという方もいますよね。
トドック電力は一部のプランは30A以上の契約になります。
トドックに限らず30A以上からしか契約できない電力会社は多いです。
一人暮らしでも電気の切り替えを検討している方は多いのでせめて20Aから契約できるようにしてほしいですね。
まとめ
ほくでんと比較すると安くなりますが、もっと安い電力会社はあります。
また、条件として、コープさっぽろの組合員にならなければいけなかったり、ちょっと面倒なところも。
すでにコープさっぽろの組合員の方で、灯油定期配達をしている方はお得になると思いますが、それ以外の方にはメリットはあまりないというのが正直なところでした。