「和歌山電力」の料金プランと評判を解説!契約前に知りたいメリット・デメリットまるわかり

関西電力エリアに住んでいるなら「和歌山電力」を知らないと損するかもしれません。安さには定評があり、大手新電力にはない魅力が満載となっています。

ただ、テレビCMやネットメディアであまり取り上げられないので、当サイトで出来る限りの情報をお届けすることにしました。

  • 和歌山電力ってどんな新電力?
  • 和歌山電力の料金プラン
  • 和歌山電力のメリット・デメリット
  • 和歌山電力の口コミや評判

これから和歌山電力の契約を検討したい方が知りたい情報をわかりやすくまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。

和歌山電力とは

テレビなどにバンバン露出している新電力ではないので、和歌山電力という社名を聞いたことがない人も多いはずです。実態を把握しておかないと不安だと思うので、簡単に組織の概要を紹介しておきます。

社名和歌山電力株式会社
設立2015年1月9日
所在地和歌山県和歌山市塩屋5-5-43 エフエム和歌山3F
電話番号073-481-4509
代表者山口 高史
資本金調査中
従業員数調査中
事業内容電力の売買及び仲介業務
発電及び発電に関する取引
主要提携先株式会社日本新電力総合研究所
いこま電力株式会社
滋賀電力株式会社
はりま電力株式会社

大手の新電力と比較すると事業規模が見劣りしているように感じるかもしれません。しかしこれまでに和歌山市役所の本庁舎や市内の体育館、図書館、水道局、また50校以上の小中学校にも電力を供給している、確かな実績のある新電力です。

なお、他サイトに社長のことが書いてあったので記載しておきます。

和歌山電力の社長「山口高史」

同社の山口高史代表取締役(31)は「和歌山で生まれた電気を和歌山で使う、電力の地産地消を目指したい。太陽光発電など、県内に再生可能エネルギーの発電所をつくりやすい環境を整えたい」と意気込みを語った。

出典:わかやま新報

記事は2015年時点なので、現在37歳!はじめて知った方は若すぎるんじゃ・・と思い心配になる方もいるでしょう。

  • 会社が潰れたりしないのか
  • 電気がこれまで通り安定供給されるのか 等々

しかし、そのような問題は心配しなくても大丈夫です。地産地消の電力も取り扱うようですが、基本的には関西電力のバックボーンを使って運営されることになります。

その為、災害によって通電に不備が出たとしても、和歌山電力の規模によって復旧時間に差がでるようなことはありません。この事は他の新電力も同様で、あくまで「小売」を担当しているだけで供給に支障が出るのはまずないと言えます。

和歌山電力の料金プランを徹底解説

まずは最も気になる和歌山電力の料金プランや電気料金を解説します。

結論、和歌山電力は電気代が5,500円を超える場合に関西電力より安くなり、特に電気使用量が多い家族世帯では他の新電力と比較しても全く引けをとらず、激戦区の関西でもトップクラスの低価格を実施しています。

では、どの程度安くなるのか見ていきましょう!

200kWh以上の使用で電力量料金18%削減

関西電力の従量電灯Aを契約している方で200kWh以上電気を使った場合、和歌山電力では関西電力に比べて電力量料金を「18%削減」をすることができます。

関西電力との電力量料金(単価)比較を説明します。

最低料金関西電力和歌山電力
341.01344.94
15kWh~120kWh20.3120.86
120kWh~200kWh25.7127.41
200kWh~300kWh25.7121.28
300kWh~28.7024.16

電気使用量が増えるにつれお得も増加しているのが分かると思います。3人以上で電気代が10,000円を超えるような家庭だと、目に見えた削減が可能となります。

関西電力、和歌山電力それぞれの料金をもとに、簡単に節約額をシミュレーションしてみました。

電気使用量関西電力和歌山電力
250kWh5,815円5,792円
(-23円)
350kWh8,536円8,064円
(-472円)
500kWh12,841円11,688円
(-1153円)
600kWh15,711円14,104円
(-1607円)

さすが激戦区の関西地区で注目されるだけあって、数多くの新電力を調査してきた私も驚きの安さです。会社規模が小さいからこそ大手に立ち向かうため頑張っているのが分かりますね。

「長期割」でさらに1%割引

和歌山電力には、2年以上の契約を約束することで電気料金をさらに1%割引にできる「長期割」が用意されています。

1%なのでそこまで大きな割引とはなりませんが、月10,000円の方なら100円、といった形で使用量が多い方なら恩恵があるでしょう。

長期的に契約ができるという方は検討する価値ありです。

和歌山電力のメリット

続いて、和歌山電力を契約するメリットを具体的に説明していきます。

電気使用量が多い人ほど節約できる

先ほどの料金の解説でもわかるように、和歌山電力は電気の使用量が多いほど単価が安くなります。つまり、電気をたくさん使う家庭ほど関西電力から切り替えて大きな節約効果を受けられるのです。

家族が多い家庭は年間20,000円の節約も可能

お子さんが多い、おじいちゃんおばあちゃんと暮らしているなど、家族の人数が多いほど、使う電気の量は多くなります。

家族が多い家庭では月の電気代が15,000円を超えるというような場合も多いでしょうが、そうした方は年間20,000円近くの節約も可能です。

昨今の情勢によりリモートワークなどで在宅時間・人数が増え、電気代が高くなったという方にもピッタリといえます。

ペットを飼っている家庭もお得

家族は多くないけどペットを飼っているという家庭も、電気の消費量が多くなりがちです。室温を一定にするため、季節を問わずエアコンを使っているという家庭も多いでしょう。

そうした方にも和歌山電力は魅力的。常にある一定以上使う=常に安い単価が適用され続けるからです。

大切なペットのために電気の消費量はケチケチしたくない、でも電気代は気になるという方におすすめです。

シンプルな料金プランで煩わしさがない

同地区で安さが注目されている新電力に「ソフトバンクでんき」がありますが、自社サービスを併用してセット割を提供させると、和歌山電力よりお得に利用することが可能です。

おそらく電力比較サイトなどで料金シュミレーションすると、ソフトバンクでんきが一番お得!と紹介されることが多いはずです。但し、それはソフトバンク光やスマホを一緒に契約していることが条件となっており、表示されるほどのメリットは受けられないでしょう。

仮に全てのセット割に加入して割引を受けられても・・

  • 途中で加入内容の変更をしづらくなる
  • どれかを解約するとメリットが激減する
  • 高額な違約金が発生するリスクがある

電気代を節約できたとしても、その分を吐き出してしまう可能性があります。

しかし、和歌山電力は単純に電気代を引下げすることができ、ネットやスマホの契約に疎い方にも優しいプラン設計になっています。しかも、上記で説明したセット割でのデメリットもほぼなく、契約後に心配することはほとんどありません。

和歌山電力のデメリットは?

ここまでは非の打ちどころがない新電力で、私が関西に住んでいたら切り替える第一候補になること間違いなしです。でも、そんなにメリットしかない新電力があるのか?と疑ってしまう人も多いでしょう。

ひとつでも不安が残っている状態で切り替えるのはおすすめしないので、考えられるデメリットも合わせてお伝えさせてもらいます。

一人暮らしなど電気使用量が少ないと割高になる

料金解説のところで気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、和歌山電力は200kWhまでの単価はむしろ関西電力より割高です。そのため、電気をあまり使わない、一人暮らしの方などでは乗り換えるとむしろ値上がりしてしまいます。

電気使用量が少ない場合の料金を簡単にシミュレーションしてみたのでご覧ください。

電気使用量関西電力和歌山電力
50kWh1,051円1,075円
(+14円)
100kWh2,067円2,118円
(+51円)
150kWh3,244円3,357円
(+113円)
200kWh4,530円4,728円
(+198円)

数十円から200円、月に値上がりしてしまいます。特に和歌山電力の料金システム上、電気使用量が200kWhの時が最も高くなります。前述の通り250kWhを超えれば安くなりますが、それに微妙に満たないとむしろ割高という少し厄介な仕組みですね。

いずれにせよ、電気代が5,500円に満たない、一人暮らしの方などは和歌山電力への乗り換えは推奨しません。一人暮らしで安くなる新電力は関西圏ではほぼ存在しないため、そのまま関西電力を使い続けるようにしましょう。

契約期間内の解約は違約金がある

解約違約金0円」を掲げている新電力が多い中、和歌山電力は以下の違約金を設定しています。

  • お家電灯A:2,200円
  • お家電灯+長期割:3,300円

お家電灯Aは最低利用期間1年以内、お家電灯+長期割委は2年以内に解約した場合に請求されます。ただ、「お客様の引っ越し等で引っ越し先での再契約が不可能な場合等は除きます。」と記載があるので、他社に切り替えることをしなければ、掛からないケースが多いはずです。

支払方法の選択肢が少ない

当社ではコスト削減の徹底のため、基本的にお支払方法は口座振替(口座からの引き落とし)のみに絞りご対応しております。

大手新電力では請求書払い、クレジットカード、口座振替など様々な支払い方法を用意していますが、和歌山電力では上記の理由から「口座振替」しか支払方法がありません。

ただ、ネット銀行などが普及した今では、口座を保有していない人はほとんどいないのではないでしょうか。支払方法にクレジットカードのみの新電力もあるので、まだ口座振替の方が良い気がします。

好評な口コミが多く評判は良さげ

後ほど説明しますが、和歌山電力の魅力は何といっても安い電気を提供している新電力です。その内容を知った方からの反応は良く、既に申込みして関電よりお得になった人も多そうです。

しかし、大々的に宣伝している訳じゃないので、比較サイトが取り上げているだけで一般の口コミは少ないように感じました。もう少し期間が経てば契約者たちの投稿も増えてくると思うので、更新され次第、当記事も最新のものにしていきます。

まとめ

メリット・デメリット両方を説明しましたが、関西電力エリア内に住んでいるならおすすめしたい新電力のひとつです。知名度こそあまりなくても、消費者の電気代を安くしたい気持ちは十分伝わってきます。

ただ、一人暮らしでは高くなる、解約金が発生するなどあらかじめ知っておかないと後悔してしまう内容もありました。最終的にはこの記事を参考に、ご自分にとってどうか?という視点で判断してくださいね。

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