現在、各社がしのぎを削る電力業界。各社共に契約者であるユーザーに魅力的な特典を打ち出しています。
特典内容の一例を挙げるとガスと電気料金のセット割、共通ポイントの付与、独自ポイントの付与、マイルポイントの付与やクーポン発行等会社によって多種多様です。
このページではそんな中でも幅広い層に認知されているENEOSでんきをピックアップし、我々にどんなメリットがある電力会社なのかを徹底解剖していきたいと思います。
目次
ENEOSでんきで貯まるTポイント
ENEOSでんきがメリットとして謳っている強みの一つがTポイントです。
Tポイントは現在TUTAYAは勿論、ファミリーマートをはじめとするコンビニ、ガソリンスタンド、一部携帯電話会社、スーパー等様々な場所で獲得・利用することが出来ます。
「そんなポイントが電気を利用するだけで獲得できる」となれば魅力を感じる人は少なくはないでしょう。
ではENEOSでんきを利用すると一体どのような手順でどれだけのTポイントが獲得できるのか、これから詳しく紹介します。
Tポイントの設定方法
実はENEOSでんきと契約するだけではTポイントは獲得できません。
契約し利用を開始した場合、Tポイントが付与されるのにどれだけの手順が必要なのか。
下記の図でご確認下さい。
この図からもわかるように契約後、ウェブサイトにアクセスが必要です。
場合によってはYahoo!JAPN IDを取得しなくてはなりません。
この時点で懸念されるのが自動付与されないということです。
新たに電力会社に変更する際、よりお得なサービスを受けられるように時間を割いて調べて契約する人がほとんどだと思います。
ただ、いざその契約が始まってから自分にどれだけのポイントが付与されているのか?
それに注目される方はどれだけいるでしょうか。
私自身も上記に当てはまり、様々な契約を行うときは時間を惜しまず、損得を比較します。
ですがお得な情報を見つけ出したらそれで大満足してしまい、日頃から付与ポイントなどの特典を確認していないのが実情です。
結果として気付けばポイントが半年、一年付与されていなかった。ということになりかねませんね。
Tポイントが貯まるのはいつ?
では、受け取る為の手続きが完了したとしてそのTポイントはいつ・どのタイミングで付与されるのでしょうか?
下記の図にまとめたのでご確認下さい。
支払い方法 | 付与される タイミング | 特記事項 |
クレジットカード決済 | 毎月21日頃 | 検針日や決済の都合により翌月付与になる場合有 |
口座振替 | 口座引き落とし後7日前後 | 年末年始や大型連休時は付与が遅れる場合有 |
支払い方法によって付与されるタイミングが違うことが分かります。
注意すべきは支払った時点ですぐにTポイントが付与されるのかと思いきや、一定期間を要することです。
そのため、日々ポイントを駆使し生活で上手に利用されている方にとってはこの期間を考慮した利用・運用が必要といえるでしょう。
たまったTポイントの使い方
ではたまったTポイントをどう使うのか。
これも非常に重要なところですね。
すでにTポイントを上手く活用されている方にとってはこの情報で新たな発見はないかもしれません。
ただしそうでない方にとっては「確かに買い物などで必ずTポイントカードを出していたけど実際はどうやって使うんだろう?」という方もいらっしゃると思います。
ここではその利用方法を紹介していきます。
お買い物に利用する
コンビニなどTポイントが対応しているお店であれば、1ポイントを1円として利用することが出来ます。
比較的に安い買い物や細かい金額の支払いに便利と言えるでしょう。
最近ではTポイント対応のお店も増えてきていますが実際に買い物で使っている人はほとんど見かけないかもしれません。
商品に交換する
あまり知られていませんがTポイントにはTポイントパークという公式サイトが存在し、ご自身のポイントを商品と交換することが出来るようになっています。
抽選タイプ、もれなく受け取ることが出来るタイプの2種類があります。
抽選では自転車や宝くじ、デジタルハイビジョンテレビやコードレス掃除機など誰もが欲しがるアイテムがかなり揃っていますが1名様に当たるなど、その当選率は非常に低くなっているようです。
Tポイントが大分たまったから、当たる景品にポイント使ってみたけどまったく当たらない……🤔当たる人いるのか……?
— でん (@redsmorer) 2018年5月15日
もれなく交換ではバッグやグルメなど幅広いラインナップから選ぶことができます。
しかし現金で購入した方が安いケースもあるのでよほど欲しい商品でもない限り使う必要はないかもしれません。
ガッポる
こちらもTポイント公式サイトのサービスとなっています。
Tポイントの一部をコインとして交換し簡易ゲームの結果によってポイントをGetできるという仕組みのようです。
ギャンブルが苦手な人にはそそられませんし、ユーザー側がプラスになる仕様であることは考えにくいです。
募金
こちらもTポイント公式サイトのサービスで名称は「Tポイント募金」となっています。
貧困な国を対象としたものや医療に対する募金などテーマは様々です。
募金はとてもいいことだと思いますがポイントを貯めてまで募金をするくらいであれば直接現金で募金するのが一番だと思いました。
インターネットでのお買い物に利用する
現在はお店だけでなく、一部インターネットショッピングでもご自身のTポイントを利用することが出来るようです。
当ページの調査によるとYahoo!ショッピングやLOHACO(個人向けASKUL)で利用することができるようでした。
他にTポイントが貯まる電力会社
Tポイント自体は魅力的なポイントカードであり、日本では最もポピュラーなカードといっても過言ではないと思います。
ところでTポイントを獲得できる電力会社は他にあるのでしょうか。
他の電力会社でもTポイントを獲得することができることが判明しました。
Tポイントを獲得できる電力会社 ●東京電力 |
上記からもわかる様にTポイントを獲得する事のできる電力会社は他にもあるようです。
前述にもあるようにTポイント自体は日本で最もポピュラーなポイントカードです。
ですが、Tポイントを獲得したい=ENEOSでんきということにはならない様ですね。
電力会社をお探しの方は上記の電力会社も含め検討されることをおすすめします。
ENEOSでんきのポイント以外のメリット
ENEOSでんきはテレビCMで目にすることもあり、非常に認知度の高い電力会社です。
ですがいまいちメリットがわからないという方も非常に多いのではないでしょうか。
ここではENEOSでんきのメリット・特典についてまとめました。
長期利用特典
ENEOSでんきには「にねん とくとく割」という制度があり、2年間の利用を約束のもと契約をすると電気の使用料金が安くなるようです。
しかし2年以内の解約は違約金が発生するので注意が必要です。
このサービスでは使用量に応じた料金が割引されます。
1~2年目は1kWhあたりで0.2円割引され、それ以降の長期継続で1kWhあたりで0.3円割引されます。
契約から2年目までの割引額を計算してみました。
4人家族の1日の平均使用電力は19kWhですが1ヶ月だと570kWh、これを割引額に換算すると114円という結果になりました。
年間で約1,300円の割引になりますがその間にお得な電力会社を見つけて変更する場合は違約金が発生するのでストレスの方が大きいといった人も出てきそうですね。
ENEOSカードで電気料金を支払うとガソリン代でキャッシュバック
電気代をENEOS発行のクレジットカードでお支払いされるとカードそのものが持つガソリン割引に加え、1円/1リットルの割引が付与されるようです。
ご家庭の車の給油量はそれぞれかと思いますが一般的な乗用車の満タンが50リットルほどになるので1度の給油で50円の割引を受けられるというものになりますね。
ただし、ENEOSカードで支払った場合、提携カードポイントやTポイントは付与されません。
このことを認識しないまま利用すると「まったくポイントが増えていない」と驚いていしまうことになるので注意しましょう。
提携クレジットカードによる支払いでポイント倍増
ENEOSでんきの支払いを提携クレジットカードで行うことにより利用するカードのポイントが通常より倍増して付与されるというものです。
下記に一覧を記載します。
●ANAカード
マイル付与特典:ANAカードのサービとは別に200円毎に1マイル付与
●ビューカード
ポイント2倍特典:通常1,000円につき2ポイントが4ポイント
●TS CUBICカード
ポイント1.5倍特典:1,000円毎に10ポイントが15ポイント
●レクサスカード
ポイント1.5倍特典:1,000円毎に10ポイントが15ポイント
●エポスカード
ポイント2倍特典:通常200円につき1ポイントが2ポイント
●エムアイカード
ポイント2倍特典:通常200円につき1ポイントが100円につき1ポイント
尚、ENEOSカード割引、特別提携カードポイント付与、Tポイント付与のうち利用できるサービスは一つになります。
併用できれば非常にお得なサービスと言えますが、それが叶うことはないので利用する上でどのサービスがお得なのか?
利用する場合、それをその都度判断しなくてはなりません。
電気の駆け付けサポート
ENEOSでんきでは無料駆け付けサポートがあるようです。
主なサービス内容としては「電気がつかない」、「蛍光灯の交換を行って欲しい」、「コンセントが壊れてしまった」等。
こうした駆け付けサービスが無料で利用できるというのが特長です。
こうしてみると恩恵を受ける人と受けない人で偏りがあるように見えます。
既に提携カードを持っている人や車にたくさん乗る人にとってはメリットですがそうでない方はめぼしい還元がありません。
例えば他社の電力会社と料金自体が同じでも受ける恩恵を考慮すると他社を利用した方が良いかもしれません。
まとめ
このページではENEOSでんきで獲得できるTポイントや乗り換えた時のメリットについて徹底解剖してきました。
ENEOSでんきを契約することによって得られる恩恵はどれも事前準備が必要となり、且つ提携クレジットカードが必要になる場合が多いです。
Tポイントの恩恵はクレジットカードは必要ないのでは?とお気付きの方もいるでしょう。
Tポイントについても実は良い面ばかりではありません。
ドラックストアや飲食店、娯楽施設など様々な場所でTカードを求められることがあると思いますが、実はポイントが付与されないのにTカード求められたことはないでしょうか?
例を挙げるとファミリーマートですが公共料金の支払いではTポイントは付与されないにも関わらず「Tカードはお持ちですか?」と聞かれます。
噂レベルですが、Tカードは会員の各種情報の収集や地域のマーケティングに利用されているという話もあります。
また、Tポイントはポイントカードで最も有名といっても過言ではないかもしれませんが、ポイントの付与率だけを考えると実はもっと利率の良いポイントサービスや電力会社も存在しています。
あるいは特典等によって還元するのではなく、電力料金が最初から安く設定されている電力会社の方が良い場合もあるでしょう。
電力会社を選ぶ際、単に有名だからといって選ぶのではなくご自身にとって有益かどうかというところが重要です。
電気代をお得にしたいだけなのにクレジットカードやその他のネットのサービスの新規登録も必要になるENEOSでんきは利用者、特に高齢層には優しくないなと思いました。