ENEOSでんきとENEOS都市ガスをまとめると東京ガスより断然お得!

ENEOSでんきとENEOS都市ガスをまとめる

2019年2月からENEOS都市ガスがサービス開始しました。

東京電力や東京ガスも「まとめてお得!」というCMをバンバン放映していますが、ENEOSに電気とガスをまとめるとどれくらいお得になるのでしょうか?

・ENEOSでんきとENEOS都市ガスの料金
・ENEOSで電気とガスをまとめるメリットや注意点
・東京電力、東京ガス、ENEOSどこにまとめるのが一番お得か

など、電気とガスの契約をまとめる前に知っておきたい情報をまとめました!

ENEOSの電気・ガス料金

まずはENEOSの電気とガスの料金の確認です。

ENEOSは従来の電力会社(東京電力)や従来の都市ガス(東京ガス)よりも安い料金が設定されています。

ざっくりと料金単価がどれくらいか安いかを見ていきましょう。

「そんなことより電気とガスをENEOSにまとめたらどれくらいお得になるか知りたい!」という方は次の見出しまで読み飛ばして大丈夫です。

『ENEOSでんきとENEOS都市ガスはまとめて契約した方が安い』に飛ぶ(←タップ/クリックでジャンプします)

ENEOSでんきと東京電力の料金比較

電気料金は主に、基本料金(契約にかかる料金)+従量料金(使った電気にかかる料金)という内訳になっています。

まずはENEOSでんきが東京電力と比べてどれだけ安いかを見ていきましょう。

基本料金比較

 東京電力ENEOS
10A280.80円280.80円
(±0円)
15A421.20円421.20円
(±0円)
20A561.60円561.60円
(±0円)
30A842.40円842.40円
(±0円)
40A1,123.20円1,123.20円
(±0円)
50A1,404.00円1,404.00円
(±0円)
60A1,684.80円1,684.80円
(±0円)

どれだけ安いか見ていきましょう!と言っておきながらいきなりこれで「え?」と思った方もいるかもしれませんが、基本料金は東京電力と全く同じです(笑)

ENEOSでんきで注目すべきは従量料金の方なので、サッと目を通したら次に行きましょう。

従量料金比較

 東京電力ENEOS
~120kWh19.52円19.52円
(±0円)
120~300kWh26.00円24.09円
(-1.91円)
300kWh~30.02円25.75円
(-4.27円)

従量料金単価は電気使用量に応じて変化し、東京電力もENEOSでんきも使用量が多くなるほど単価が高くなっていきます。

使用量が120kWhまでの場合は東京電力と同じ金額ですが、それ以上の使用量ではどんどん安くなっているのがわかりますね。

使用量が多ければ多いほど割引率が大きくなっていくので、たくさん電気を使う方に向いています。

ENEOSでんきの料金や口コミ・評判などについてはこちらの記事をご覧ください!
『ENEOSでんきの評判からわかる!申し込み前に知るべき全情報』

ENEOS都市ガスと東京ガスの料金比較

ガス料金も電気料金同様「基本料金+従量料金」の支払いになりますが、仕組みが少しだけ違います。

ガスの場合は、その月の使用量によって基本料金と単価が決まります。

どういうことか、表を見ながら確認していきましょう。

基本料金比較

料金表・使用量東京ガスENEOS
A表~20㎥745.2円715.39円
(-29.81円)
B表20~80㎥1,036.8円995.32円
(-41.48円)
C表80~200㎥1,209.6円1,161.21円
(-48.39円)
D表200~500㎥1,857.6円1,783.29円
(-74.31円)
E表500~800㎥6,177.6円5,930.49円
(-247.11円)
F表800㎥~12,225.6円11,736.57円
(-489.03円)

ENEOS都市ガスは東京ガスより4%ずつ安い金額が設定されていますね。

ガスの基本料金は使用量が少ないほど安く、使用量が多いほど高くなっていきます。

先程も書いたように、その月の使用量によってA表~F表の料金表(基本料金)が決まるので、必ずしも毎月基本料金が同じとは限りません。

【例】東京ガスの場合

ガスの使用量が15㎥だった月⇒A表(基本料金745.2円)

ガスの使用量が25㎥だった月⇒B表(基本料金1,036.8円)

電気の場合は変更手続きをしない限りずっと同じ契約アンペアで使用することになりますが、ガスは使用量に応じて毎月変わることもあるということですね。

従量料金比較

料金表・使用量東京ガスENEOS
A表~20㎥142.66円136.95円
(-5.71円)
B表20~80㎥128.08円122.95円
(-5.13円)
C表80~200㎥125.92円120.88円
(-5.04円)
D表200~500㎥122.68円117.77円
(-4.91円)
E表500~800㎥114.04円109.47円
(-4.57円)
F表800㎥~106.48円102.22円
(-4.26円)

こちらもENEOS都市ガスの方が4%ずつ安い料金が設定されています。

ガスの基本料金は「使用量が少ないほど安く、多いほど高くなる」という仕組みですが、従量料金はその逆。

使用量が少ないほど高く、使用量が多いほど安くなっていきます。

従量料金は月によって変動する

実は上記の表にまとめてあるのはあくまで基準の金額で、月によってこれより高くなることもあれば安くなることもあります。

なぜかというと、都市ガスの原料であるLNG(液化天然ガス)やLPG(液化石油ガス)はどうしても価格変動があるため、その変動分がガス料金に反映されるからなんです。

この変動分の金額を「原料費調整額」といいます。

ENEOS都市ガスの原料費調整額は東京ガスと全く同じなので、東京ガスが5円高くなった月はENEOSも同様に5円高くなる……というように連動します。

つまり、従量料金の変動があっても必ず東京ガスより安くなるということですね。

ENEOSでんきとENEOS都市ガスはまとめて契約した方が安い

では、電気とガスをENEOSにまとめた場合どれだけ安くなるのか?

以下の4つの契約タイプでシミュレーションをしてみました。

電気は東京電力ガスは東京ガス

電気はENEOSでんきガスは東京ガス

電気は東京電力ガスはENEOS都市ガス

電気はENEOSでんきガスはENEOS都市ガス

ちなみに、使用量は以下の3通りを想定しています。

・一人暮らし
⇒電気:30A契約、150kWh使用
⇒ガス:10㎥使用

・三~四人家族
⇒電気:40A契約、450kWh使用
⇒ガス:30㎥使用

・五人以上の家族
⇒電気:50A契約、700kWh使用
⇒ガス:40㎥使用

今回のシミュレーションはあくまで一例です。

実際の使用量でシミュレーションをしてみないことには判断が難しいとは思いますが、大体どれくらい安くなるかということだけチェックしてみてください。

 30A
150kWh
10㎥
40A
450kWh
30㎥
50A
700kWh
40㎥
東京電力
東京ガス
6,135円17,527円26,594円
ENEOS電気
東京ガス
6,078円16,543円24,542円
東京電力
ENEOSガス
6,048円17,331円26,347円
ENEOS電気
ENEOSガス
5,991円16,347円24,295円

当然ながら、ENEOSでんきでまとめた場合が一番安いという結果になりました。

ENEOSでんきは電気使用量が多い家庭は東京電力よりもかなりお得になるので、今回の結果を見てもその影響が一番大きいですね。

使用量が多いケースでは、東京電力と東京ガスを契約している場合と比べるとひと月で2,299円もお得になっています。

東京電力や東京ガスよりもENEOSにまとめた方が安い

東京電力や東京ガスでも電気とガスをまとめることができますが、どのケースが一番安くなるのかシミュレーションしてみました。

 30A
150kWh
10㎥
40A
450kWh
30㎥
50A
700kWh
40㎥
ENEOSで
まとめる
5,991円16,347円24,295円
東京電力で
まとめる
5,970円17,277円26,305円
東京ガスで
まとめる
(ずっとも1S)
6,082円16,813円25,086円
東京ガスで
まとめる
(ずっとも1)
6,231円16,503円24,547円

使用量が少ないケースのみ東京電力でまとめる方が安く、それ以外はENEOSでまとめるのが一番安いという結果になりました。

やはりENEOSでんきの安さの影響がかなり大きいと思います。

ただしこれはあくまで一例なので、実際の使用量では結果が異なる場合もあります。

気になる方は自身の使用量でシミュレーションをしてみることをおすすめします。

使用量が少ない方はまとめない方がいいかも

東京電力や東京ガスと比較してもお得なENEOSですが、電気の使用量が少ない方に限ってはまとめない方がお得になります。

というのも、最初にENEOSでんきの料金単価のところでも少し触れましたが、ENEOSでんきは使用量が少ない方は電気料金がほとんどお得にならないからです。

例えばHTBエナジーという新電力では使用量に関わらず一律で5%安くなるので、電気をあまり使わない方は「電気はHTBエナジー、ガスはENEOS」というように別々に契約した方がお得になります。

どういうことか、先程の使用ケースでシミュレーションをしてみましょう。

 30A
150kWh
10㎥
40A
450kWh
30㎥
50A
700kWh
40㎥
ENEOSで
まとめる
5,991円16,347円24,295円
HTBエナジー
ENEOSガス
5,838円16,662円25,269円

使用量が少ないケースでは、電気をHTBエナジーにした方がお得になるのがわかりますね。

先程のシミュレーションでは使用量が少ない場合は東京電力でまとめるのが一番安いという結果でしたが、この「電気はHTBエナジー、ガスはENEOS」というパターンの方が安い計算になります。

ENEOSで電気とガスをまとめることは確かにお得ではありますが、使用量によっては必ずしもそれが一番お得になるわけではないということも覚えておきましょう。

電気とガスをENEOSにまとめるメリット

続いて、ENEOSに電気とガスをまとめることで料金以外にどのようなメリットがあるかも見ていきましょう。

電気とガスそれぞれの特典が適用できる

ENEOSに電気とガスをまとめると、ENEOSでんきとENEOS都市ガス、それぞれの特典を適用することができます。

特典の内容は以下の通り。

●ENEOSカード・シナジーカード割引
【電気】
⇒電気料金100円割引、ガソリン・灯油・軽油代1円/ℓ割引
【ガス】
⇒ガス料金100円割引

●特別提携カードのポイントがたまる
【電気・ガス共通】
・ANAカード
・ビューカード
・ティーエスキュービックカード
・レクサスカード
・エポスカード
・エムアイカード

●Tポイントがたまる
【電気】
⇒電気料金の支払い200円につき1ポイント
【ガス】
⇒ガス料金の支払い200円につき1ポイント

電気とガスそれぞれ好きな特典を選べますが、それぞれ選べる特典は1つずつです。

例えば、電気の契約でガソリン代の割引とTポイントの特典を併用することはできません。

電気の特典は上記3種類のうちから1つ、ガスの特典も上記3種類のうちから1つだけ選べます。

ガス料金が割引になるキャンペーンがある

現在ENEOSでは、ENEOSでんきとENEOS都市ガスをセットで契約することでガス料金が割引になるキャンペーンを実施しています。

※現在は終了しています。

電気とガスをENEOSにまとめる上での注意点

ENEOSに電気とガスをまとめる前に知っておくべき注意点をまとめました。

必ず一度は目を通しておいてください。

セット割は適用されない

「契約をまとめる=セット割がある」というイメージがある方も多いかと思いますが、ENEOSに電気とガスをまとめてもセット割は適用になりません。

セット割がない理由をカスタマーセンターに問い合わせたところ、「料金自体を安くしているから」とのことでした。

先程の料金比較では東京電力や東京ガスのセット割も適用させた金額で比較しましたが、ENEOSが安いという結果になっていたので、必ずしもセット割がある方がお得というわけではないということがわかります。

安いENEOSでんきと安いENEOS都市ガスを契約することで、セット割が適用された東京電力や東京ガスよりも安くなるということですね。

必ずしもENEOSでまとめるのが一番お得というわけではない

先程も書きましたが、ENEOSでんきは使用量が多い方ほどお得になり、使用量が少ないとあまりお得にならない料金体系です。

ENEOSには電気とガスのセット割がないので尚更、電気使用量が少ない方は「ガスはENEOS、電気はHTBエナジー」というように別々に契約することをおすすめします。

関西ではまだ都市ガスサービスは始まっていない

2019年4月から関西でもサービスが開始となったENEOSでんきですが、残念ながら関西での都市ガスサービスはまだ始まっていません。

ENEOS都市ガス自体がまだ始まったばかりのサービスなので、都市ガス事業が軌道に乗ればエリアの拡大も十分あり得ます。

関東エリア以外の方は、今後のサービス対応を期待してもうしばらく待ちましょう。

電気とガスをENEOSにまとめた方の口コミ・評判

ENEOS都市ガスはまだ始まって日が浅いためか、ネット上にもあまりENEOSで電気とガスをまとめた方の口コミは見つかりませんでした。

見つけ次第順次追加していきます。

安さと特典に惹かれて契約

ENEOSはセット割こそありませんが、電気とガスそれぞれの特典を併用できるというメリットがあります。

ガス料金は東京ガスよりも確実に安くなりますし、電気使用量が多い方であればさらに大幅な削減が期待できます。

もちろん使用ケースによってはENEOSより他社の方が向いていることはありますが、向いている方であれば乗り換えないのはもったいないですね。

問い合わせても返信が来ない

キャンセルの問い合わせに対する返信がないとの口コミも見つかりました。

おそらくWEBフォームを利用して問い合わせたのでしょうが、フォームでの問い合わせは電話と違って返信に時間がかかります。

急ぎの場合は時間を見つけて電話で問い合わせた方が確実です。

電気料金が安くなり都市ガスの契約を検討する人多数

電気料金がかなりお得になり、ガスも検討しているという方はこの他にもたくさんいました。

ENEOSでんきは電気を使えば使うほどどんどんお得になるので、都市ガスを抜きにしてもおすすめの新電力です。

初期費用も解約金もかからないので、電気代の高さに悩まされている方はぜひ一度気軽に乗り換えてみることをおすすめします。

まとめ

では最後に、ENEOSでんきとENEOS都市ガスのお得になる傾向をまとめます。

ENEOSでんき⇒使用量が多めなら超お得
ENEOS都市ガス⇒どんな使用量でも一律4%お得

つまり、電気使用量が多いほどENEOSに電気とガスをまとめるメリットがかなりあると言えます。

もし電気使用量が少なくても、ガス料金が東京ガスより一律4%必ずお得になるので、ENEOS都市ガスだけ申し込むというのもありです。

記事中でも書きましたが、電気をあまり使わない方は「電気はHTBエナジー、ガスはENEOS都市ガス」というパターンもかなりおすすめですよ。

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