Looopでんき+ガスをセットで契約するとお得になるのか気になりますよね?
結論、一人暮らしの方はセットにせずLooopでんきを単体で契約した方がお得です。一方、二人以上で暮らしている方ならLooopでんきとガスをセットで契約すると大きく節約できる可能性が高いです。
今回は、Looopでんき+ガスの概要や料金、東京電力・東京ガスと比べてどのくらい安くなるのかを解説します。
一人暮らしや二人暮らしなどの世帯人数別にシミュレーションもしています。また、私が実際に契約した際の料金なども併せて紹介するので、電気・ガス代を抑えたいと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
目次
Looopでんき+ガスについて
Looopでんきは電気のサービス以外にも、ガスの提供を行っています。エリアは東京ガスの都市ガス供給エリア限定となっており、CDエナジーという会社から供給を受けています。
Looopでんきの電気とガスを契約すると「Looopでんき+ガス」として利用することが可能。ちなみにLooopのガスのみの契約はできません。ガスを契約したい場合は必ずLooopでんきとのセット契約が必要です。
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Looopでんき+ガスの料金は?
次に、Looopでんきとガスの料金をそれぞれ見ていきましょう。
電気料金:東京電力より安い
Looopでんきの料金は基本料金は0円となっており、30分ごとに変動する料金単価×電気使用量+再エネ賦課金で計算されます。
例えば午前9時半〜10時までの料金単価が16.02円だった場合、その30分間で2kWhを使うと16.02×2で32.04円の電気代になります。
ちなみに、東京エリアの東京電力の料金単価は30〜40.69円です。この単価以下であればLooopでんきのほうが電気料金が安くなるといえるでしょう。詳しくは後述しますが、基本的にLooopでんきのほうが東京電力よりも電気料金は安い傾向です。
ガス料金:毎月20㎥以上使うなら東京ガスより安い
Looopでんき+ガスのガス料金は基本料金1,000円で、1㎥あたりの従量料金はどれだけ使っても128円となっています。
一方で、東京エリアで有名な東京ガスの一般契約料金は基本料金759円~12,452円で、1㎥あたりの従量料金は108.46円~145.31円となっています。※一般的な家庭のガス使用量は多くても50m³以下なので、基本的には従量料金はLooopでんきの方が安いと捉えて問題ありません(50m³を超えるのは事務所や商店などがほとんどです)。
つまり、Looopでんき+ガスのガス料金を東京ガスと比較すると、毎月の利用量が20㎥以上であればLooopでんき+ガスのほうが安いということになります。
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電気ガスの使用量が多いと安い
電気とガスの使用量が多くなる二人暮らし以上の家庭では、Looopでんき+ガスにすると東京電力+東京ガスの組み合わせよりも電気・ガス料金を高確率で安くできます。
以下で、二人暮らし・三人暮らし・四人暮らしの3つの例からLooopでんきと東京電力の料金を比較してみましょう。まずは二人暮らしを想定した電気料金の比較です。
利用月 | Looopでんき | 東京電力 | 差額 | 月平均電気使用量(kWh) |
---|---|---|---|---|
2023年1月 | 13,538円 | 14,201円 | -663円 | 420 |
2023年2月 | 9,466円 | 11,307円 | -1,840円 | 341 |
2023年3月 | 5,578円 | 8,076円 | -2,497円 | 257 |
2023年4月 | 4,152円 | 6,233円 | -2,081円 | 206 |
2023年5月 | 4,342円 | 5,858円 | -1,516円 | 201 |
2023年6月 | 4,747円 | 6,201円 | -1,453円 | 223 |
2023年7月 | 8,064円 | 9,574円 | -1,509円 | 348 |
2023年8月 | 8,712円 | 9,686円 | -975円 | 367 |
※出典:Looopでんき
いずれの月も、すべてLooopでんきのほうが安くなっています。続いて三人暮らしのケースを見てみましょう。
利用月 | Looopでんき | 東京電力 | 差額 | 月平均電気使用量(kWh) |
---|---|---|---|---|
2023年1月 | 16,639円 | 17,960円 | -1,322円 | 515 |
2023年2月 | 11,586円 | 14,338円 | -2,752円 | 416 |
2023年3月 | 6,893円 | 10,295円 | -3,403円 | 316 |
2023年4月 | 5,142円 | 7,967円 | -2,825円 | 254 |
2023年5月 | 5,360円 | 7,485円 | -2,126円 | 247 |
2023年6月 | 5,797円 | 7,831円 | -2,037円 | 271 |
2023年7月 | 9,905円 | 12,283円 | -2,379円 | 426 |
2023年8月 | 10,565円 | 12,259円 | -1,694円 | 444 |
※出典:Looopでんき
三人暮らしのケースでも、すべての月・利用量でLooopでんきのほうが安くなっていることがわかります。四人暮らしの場合は、以下を参照してみてください。
利用月 | Looopでんき | 東京電力 | 差額 | 月平均電気使用量(kWh) |
---|---|---|---|---|
2023年1月 | 17,948円 | 19,421円 | -1,473円 | 555 |
2023年2月 | 12,493円 | 15,501円 | -3,008円 | 448 |
2023年3月 | 7,536円 | 11,323円 | -3,786円 | 346 |
2023年4月 | 5,656円 | 8,689円 | -3,032円 | 279 |
2023年5月 | 5,929円 | 8,218円 | -2,288円 | 273 |
2023年6月 | 6,371円 | 8,566円 | -2,195円 | 298 |
2023年7月 | 10,804円 | 13,462円 | -2,658円 | 465 |
2023年8月 | 11,692円 | 13,651円 | -1,959円 | 491 |
※出典:Looopでんき
二人・三人・四人のいずれのケースでも、Looopでんきのほうが東京電力よりも電気代が安いことがわかります。
では、ガス料金はどうでしょうか。Looopガスと東京ガスの料金比較は以下を参照してみてください。使用量はそれぞれ各世帯で使われる平均的な数値を用いています。
世帯人数(ガス使用量) | Looopガス | 東京ガス |
---|---|---|
二人暮らし(20㎥) | 3,560円 | 3,659円 |
三人暮らし(30㎥) | 4,840円 | 4,969.8円 |
四人暮らし(40㎥) | 6,120円 | 6,274.4円 |
いずれの利用量でもLooopガスのほうが安くなることがわかります。ちなみに月の利用量が300㎥を超える場合は、東京ガスのほうが安くなる可能性があります。1ヶ月に300㎥以上使う家庭では、Looopでんき+東京ガスがベストな選択だといえるでしょう。
以上のことから、Looopでんきは電気・ガスともにほとんどのケースで東京電力よりも安いといえそうです。
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セット割で電気料金の単価がさらに1円安くなる
Looopでんき+ガスは東京電力+東京ガスよりも安くなるケースが多くありますが、Looopでんき+ガスを契約すると、さらに電気料金単価が1円お得になる特典も受けることができます。
例えば月の電気使用量が300kWhの場合は、300円安くなります。電気を使えば使うほど値下げ幅は大きくなるため、二人暮らしやファミリー世帯にはかなりおすすめできるといえるでしょう。もちろん、一人暮らしの場合でもお得なことに変わりはありません。
一人暮らしの場合はLooopでんき単体がおすすめ
一人暮らしの場合でガスの使用量が少ない人は、Looopでんき単体での契約がおすすめです。電気代は使用量に関わらずLooopでんきのほうが安くなりますが、ガスは使用量が少ないと東京ガスのほうがお得になるケースがあるからです。まずは東京電力とLooopでんきの一人暮らし世帯の電気料金を比較してみましょう。
利用月 | Looopでんき | 東京電力 | 差額 | 月平均使用量(kWh) |
---|---|---|---|---|
2023年1月 | 7,237円 | 7,441円 | -203円 | 227 |
2023年2月 | 5,146円 | 6,160円 | -1,013円 | 188 |
2023年3月 | 3,057円 | 4,480円 | -1,423円 | 142 |
2023年4月 | 2,346円 | 3,597円 | -1,250円 | 117 |
2023年5月 | 2,499円 | 3,460円 | -961円 | 116 |
2023年6月 | 2,757円 | 3,666円 | -909円 | 130 |
2023年7月 | 4,572円 | 5,416円 | -844円 | 200 |
2023年8月 | 4,919円 | 5,408円 | -489円 | 209 |
※出典:Looopでんき
上記のとおり、いずれの月でもLooopでんきのほうが電気料金が安くなっています。
一方、ガス料金は使用量が15㎥までは東京ガスのほうがお得になります。
ガス使用量 | Looopガス | 東京ガス |
---|---|---|
5㎥ | 1,640円 | 1485.55円 |
10㎥ | 2,280円 | 2,212円 |
15㎥ | 2,938.65円 | 2,920円 |
以上のことから、ガスの利用量が15㎥以下の場合はLooopでんき+東京ガスが最もお得です。15㎥以上ガスを使うなら、Looopでんき+ガスを選ぶとよいでしょう。
ちなみにLooopでんき+ガスは電気料金単価が1円安くなるため、10㎥前後の使用量でもお得になる可能性もあります。その場合は、Looopガスのほうが若干高くても検討する余地は十分にあるでしょう。
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Looopでんき+ガスを実際に契約して
私は二人暮らしをしていて以前はLooopでんきと東京ガスを使っていましたが、LooopでんきとLooopガスでまとめてみました。そこで実際にどのくらいお得になったのか紹介します。 ▼Looopでんきの請求書 Looopでんきの2019年12月分の請求金額は、使用量198kWhで5,148円。セット割が適用されているので、Looopでんき単体で契約していた場合より79.2円安くなったことになります。 ▼Looopガスの請求書 Looopガスの2019年12月分の請求額は、使用量23m³で3,944円となりました。同様の使用量で東京ガスだった場合は4,056円となる計算なので、月に112円節約できました。 つまり、Looopでんきと東京ガスで利用していた場合より合計で191円安くすることができました。 なお、電気とガスをまとめられる電力会社はLooop以外にも東京電力、東京ガスがあります。その2社と比較してもLooopにまとめた場合が一番安くなりました。 同様の使用量を想定して、電気ガスの合計金額を比べます。
東京電力 | 東京ガス | Looop |
---|---|---|
9,333円 | 9,559円 | 9,092円 |
二人以上で暮らしている方はLooopでんき+ガスを選んで間違いはありません。
Looopでんき+ガスの申し込みから供給まで
ここからは、Looopでんき+ガスの申し込みから供給までの流れを解説していきます。
Looopでんき+ガスにセットで新規申し込みする場合や、Looopでんきをすでに利用している人がガスに申し込むケースなど、状況別に紹介しているので参考にしてみてください。
LooopでんきとLooopガスに新規で申し込む場合
LooopでんきとLooopガスに新規で申し込む場合は、事前に電気・ガスの検針票と支払い用のクレジットカードを用意しておくとスムーズに手続きが可能です。
上記を揃えたら、Looopでんきの公式サイトにある「Looopでんき未加入者様」を選択して申し込みページにアクセスしましょう。
申し込みページのフォームに必要事項を入力してLooopでんきに申込んだあと、Looopガスも同様にフォームに記入すれば申し込みは完了です。
ちなみに、新規で申し込む場合のみ引越し先での契約が可能です。
Looopでんき利用者がLooopガスに申し込む場合
Looopでんきにすでに契約している人がLooopガスに申し込む場合は、Looopでんきのマイページにログインしましょう。
ログイン後に「Looopでんき+」の「Looopガス申込」ボタンから必要事項を入力して申し込めば手続きは完了です。
なお、Looopでんき+ガスのセット割引の適用にあたって申請は必要ありません。電気・ガスを同一住所で申し込んでいる確認がとれれば自動的に適用されます。
またいずれの場合も、現在契約している電気・ガス会社の解約手続きはLooop側で行ってくれるため、解約の申し込みをする必要はありません。ただし、引っ越しで今の住所の電気・ガスを停止する場合は自分で解約手続きを行いましょう。
供給開始
申し込みが完了した次回の検針日から、Looopの電気・ガスの供給が開始されます。
検針日は状況によって異なるものの、おおむね申し込み後1週間〜1ヶ月程度で切り替わると覚えておきましょう。詳細な日程は、申し込みから2週間後にハガキで案内が届きます。またマイページでも確認可能です。
ちなみに、引越し先の新居などで新規にガスを利用する場合は、供給開始日に開栓の立会が必要です。
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Looopでんき・ガスについてのよくある質問や疑問を解消
ここからは、Looopでんき・ガスの契約などにあたってよくある質問や、想定される疑問を解説していきます。
初期費用や解約金、支払日など確認しておくべき項目を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
初期費用や解約金はかかるの?
Looopでんき・ガスともに契約に際して初期費用はかかりません。また、解約の際に違約金が発生することもありません。
契約期間の縛りもないので、電気・ガス料金を抑えたい人はお試し的に契約するといった使い方も可能です。
支払い日や締日はいつ?
支払日や締め日は、検針日やクレジットカード会社の定めた日程によって異なります。電気とガスの支払いタイミングが同じとは限らないことは覚えておきましょう。
例えば、電気とガスの検針日が離れているとクレジットカード会社の決済タイミングがずれ、異なる月に請求される可能性があります。
マンションやアパートでも申し込めるの?
マンションやアパートなどの賃貸物件でも基本的に申し込みは可能ですが、例外もあります。
例えば大家や管理会社が一括で電力・ガス会社を契約している場合は、個人で別の契約をすることはできません。
上記のケースは申し込みができないため、賃貸物件に住んでいる人は念のため契約が可能かどうか確認しておくとよいでしょう。
ガス漏れした時はどうすればいいの?
ガス漏れが起こったときには、Looopガスではなく東京ガス緊急保安受付窓口に連絡をしましょう。連絡先は以下です。
- 電話番号:0570-002-299
- ナビダイヤルを利用できない場合:03-6735-8899
- 受付時間:24時間(年中無休)
Looopガスについて分からないことがある時は?
Looopガスについて不明な点を解決したり、相談をしたりしたい場合は総合お問い合わせ窓口に電話をかけましょう。番号は以下を参照してみてください。
- 電話番号:0120-707-454
- 受付時間:受付時間:9:00~20:00(年中無休)
まとめ
今回はLooopでんき+ガスに切り替えるとお得になるのかや、料金の詳細、申し込み方法などを解説しました。
Looopでんき+ガスは、電気とガスをたくさん使うような二人暮らし以上の世帯におすすめです。またガスの使用量が10㎥程度であれば、一人暮らしの人にも向いています。
また電気単体であれば、使用量に関わらずLooopでんきのほうが安くなるため、今よりも電気・ガス代を抑えたい人はぜひ乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
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