LooopでんきとENEOSでんきを比較したらどっちが安い?LooopでんきとENEOSでんきどちらを選べばいいの?と思っていますよね。 LooopでんきとENEOSでんきの料金を徹底比較した結果、一人暮らしから大家族まで、多くの場合でLooopでんきの方が安くなることが分かりました。 特に電気代が1万円を超えるような場合、ENEOSでんきよりもLooopでんきの方が300円以上安くなります。 ただ〈関西電力・中国電力・四国電力エリア〉など、一部のエリアの人はENEOSでんきの方が安くなる場合もあるので、この記事で詳しく解説します。 LooopでんきとENEOSでんきのサービス面についても比較した結果をまとめたので、ぜひ最後まで読んでみてください。
Looopでんきは新規申込みを停止していましたが、2023年3月より受付を再開しました。
これまでのプランと異なり、30分ごとに単価が変動する料金体系を採用しています。時間を工夫することで電気代を節約できるプランです。
詳細は『公式サイト』をぜひ確認してください。
※ここから下の本文は、以前のプランの内容になっています。
これまでのプランと異なり、30分ごとに単価が変動する料金体系を採用しています。時間を工夫することで電気代を節約できるプランです。
詳細は『公式サイト』をぜひ確認してください。
以下の記事ではLooopでんきの評判やプランの値上げ情報などに関して詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。
⇒『Looopでんきが値上げ&市場連動型プランへ移行!最新評判で分かったデメリットとおすすめ乗り換え先』
⇒『Looopでんきが値上げ&市場連動型プランへ移行!最新評判で分かったデメリットとおすすめ乗り換え先』
小売電気アドバイザー・デジタル庁公認デジタル推進委員。個人・法人向けに電力プランのコンサルティングを行う傍ら、電力小売りに関する複数のWEBメディアの記事監修を行う。各種プランに精通しており、シミュレーションシステムの構築・料金比較サイトの運営にも携わる。電力業界の専門家として各種メディアの取材歴多数。「電気代節約の専門家インタビュー掲載」続きを表示 ▼
目次
LooopでんきとENEOSでんきの料金はどっちが安い?
LooopでんきとENEOSでんきの料金を比較した結果、多くの場合でLooopでんきの方が安くなり、一部の場合でENEOSでんきの方が安くなりました。 そこで今の電気代を4パターンに分けて、それぞれのエリアでLooopでんきとENEOSでんき、どちらが安くなるのかを表にまとめました。Looopでんきを黄色、ENEOS電気を青色に分別してあります。 そして「左縦列のグレーの部分」が今の電気代の目安、「横列の黒い部分」が電力会社エリアになっているので、自分に当てはまるところを見てください。
※「にねんとく²割」は含まれていません。
このように人によってLooopでんきとENEOSでんき、どちらが安くなるのかが異なるので、それぞれ詳しくまとめました。
Looopでんきの方が安いのは?
LooopでんきとENEOSでんきを比較して、Looopでんきの方が安くなる人を以下にまとめました。
・東京電力、北海道電力、東北電力、中部電力、北陸電力、九州電力エリアの人※20A以下の人はENEOSでんきの方が安くなります。・関西電力、中国電力、四国電力エリアで電気代が10,000円以上の人
エリアによって安くなる理由が異なるので、それぞれ解説します。
東京電力・北海道電力・東北電力・中部電力・北陸電力・九州電力エリア
「東京電力・北海道電力・東北電力・中部電力・北陸電力・九州電力エリア」の人はENEOSでんきよりLooopでんきの方が安くなり、「にねんとく²割」を含めて計算してもやはりLooopでんきの方が安いです。 そこで東京電力エリアを例に、LooopでんきとENEOSでんきでどのくらい差があるのか、ENEOSでんきの「にねんとく²割」が適用された場合も含めてシミュレーション結果を表にまとめました。 表の横列1行目が今の電気代の目安なので、例えば電気代が7,000円ほどの人は「7,000円」の列を縦に見てください。安くなる場合を赤文字にしてあります。
電気代比較 | 13,000円 (60A/ 440kWh) | 10,000円 (50A/ 350kWh) | 6,000円 (40A/ 220kWh) | 3,000円 (30A/ 110kWh) |
---|---|---|---|---|
Looop でんき | -1,531円 | -870円 | -369円 | -140円 |
ENEOS でんき | -958円 | -566円 | -194円 | -0円 |
ENEOS でんき 2年割引 | -1,046円 | -636円 | -238円 | -22円 |
ENEOS でんき 3年割引 | -1,090円 | -671円 | -260円 | -33円 |
このように、全ての場合でLooopでんきの方が安くなりました。 特に電気代が3,000円の場合、ENEOSでんきでは1ヵ月間で0円~33円しか安くならないのに対して、Looopでんきは140円安くすることが可能です。 また電気代が13,000円の場合、ENEOSでんきよりもLooopでんきの方が500円以上安くすることができ、Looopでんきなら年間で18,372円も節約することができます。 ENEOSでんきは「にねんとく²割」を含めてもLooopでんきの安さには劣るので、とにかく電気代を安くしたい人はLooopでんき一択でしょう。
そしてここからは、LooopでんきとENEOSでんきの料金プランの仕組みを基に、Looopでんきの方が安い理由を詳しく紐解いていきます。
【基本料金が0円】
ENEOSでんきは従来の電力会社と基本料金が全く変わらないのに対して、Looopでんきは「基本料金が0円」です。 基本料金とは契約アンペア数の大きさに応じてかかる料金のことで、大人数で住んでいる人ほど契約アンペア数は大きく、基本料金も高い傾向があります。 下記の画像が、〇人暮らしごとの平均的な契約アンペア数と、それに伴う基本料金です。 (縦軸:基本料金/横軸:契約アンペア数)
そして、Looopでんきでは契約アンペア数に関わらずこの基本料金が0円なので、最大で2,000円近くもお得になるんです。
【料金単価が一律】
上記で説明した「基本料金が0円」という特徴と併せて、Looopでんきには「料金単価が一律」という特徴もあります。 ENEOSでんきや従来の電力会社などほとんどの電力会社では、電気の使用量が多いほど料金単価も3段階で高くなる仕組みです。 一方Looopでんきは、電気をどれだけ使っても料金単価は変わらないので、電気を使えば使うほどLooopでんきの方がお得になります。 このようにLooopでんきは、「基本料金が0円」と「料金単価が一律」という2つの特徴によってENEOSでんきよりも安くなるのです。
関西電力・中国電力・四国電力エリアで電気代が10,000円以上
「関西電力・中国電力・四国電力エリア」で電気代が10,000円以上の場合、ENEOSでんきよりもLooopでんきの方が安いです。 そしてこの3つのエリアで電気代が10,000円以上の場合、Looopでんきに切り替えることでかなりお得になるので、関西電力エリアを例に実際の電気代を計算してみました。
電気代比較 | 13,000円 (510kWh) | 10,000円 (400kWh) |
---|---|---|
Looop でんき | -1,845円 | -1,087円 |
ENEOS でんき | -905円 | -631円 |
ENEOS でんき 2年割引 | -1,004円 | -708円 |
ENEOS でんき 3年割引 | -1,054円 | -747円 |
シミュレーションをした結果、ENEOSでんきよりもLooopでんきの方が300円~900円ほど安くなりました。 例えば今の電気代が13,000円の場合、Looopでんきに切り替えることで電気代は年間で22,140円もお得になります。 ここからはLooopでんきが安くなる理由について詳しく解説していきます。
【料金単価が安い】
電気代が10,000円以上の場合の料金単価は、ENEOSでんきよりもLooopでんきの方が安く設定されているため、Looopでんきの方が電気代が安くなります。 電気代が10,000円の場合の電気の使用量は400kWh以上になるので、3段階目(300kWh~)の料金単価を、関西電力エリアを例にまとめました。
▼料金単価(300kWh~) ・ENEOSでんき:26.8円 ・Looopでんき:22.4円
Looopでんきの方がわずかに安くなっており、このわずかな差が電気代に大きく関係してきます。 そして300kWhを超えて電気をたくさん使えば使うほど、Looopでんきでお得になるんです。 「関西電力・中国電力・四国電力エリア」に住んでいる人で電気代が10,000円以上の人は、Looopでんきに切り替えることでお得になるのでおすすめです。
▼基本料金0円!電気代は使った分だけ!▼Looopでんきを申し込む
ENEOSでんきの方が安いのは?
LooopでんきとENEOSでんきを比較して、ENEOSでんきの方が安くなる人を以下にまとめました。
・関西電力、中国電力、四国電力エリアで電気代が6,000円以下の人 ・東京電力、北海道電力、東北電力、中部電力、北陸電力、九州電力エリアで契約アンペア数が20A以下の人
関西電力・中国電力・四国電力エリアで電気代が6,000円以下
「関西電力・中国電力・四国電力エリア」で電気代が6,000円以下の場合、LooopでんきよりもENEOSでんきの方が安いです。 まずは実際にどのくらい差があるのか、関西電力エリアを例に電気代を比較してみました。
電気代比較 | 6,000円 (260kWh) | 3,000円 (150kWh) |
---|---|---|
Looop でんき | -262円 | ✕ |
ENEOS でんき | -310円 | -111円 |
ENEOS でんき 2年割引 | -359円 | -138円 |
ENEOS でんき 3年割引 | -383円 | -151円 |
全体的にENEOSでんきの方が安くなり、特に電気代が3,000円の場合はLooopでんきだと高くなってしまいます。 このような結果になった理由はそれぞれの料金単価にあるので、以下に関西電力エリアの料金単価をまとめました。
【料金単価】 | 関西電力 | ENEOS でんき | Looop でんき |
---|---|---|---|
15~120kwh | 20.32円 | 20.31円 | 22.40円 |
120~300kwh | 25.80円 | 23.99円 | |
300kwh~ | 29.29円 | 26.80円 |
Looopでんきの料金単価は電気の使用量に関わらず一律となっており、電気の使用量が少ない場合(15~120kWh)は関西電力の料金単価と比べても割高になっていることが分かります。 つまりLooopでんきは、電気の使用量がある程度多い人でないと安くならないということです。 一方ENEOSでんきは、関西電力の料金単価を基準にどんな場合でも安くなるように設定されているため、電気の使用量が少ない人でも安くなります。 このように「関西電力・中国電力・四国電力エリア」に住んでいる人で電気代が6,000円以下のような人は、LooopでんきよりもENEOSでんきの方がおすすめです。
東京電力・北海道電力・東北電力・中部電力・北陸電力・九州電力エリアで契約アンペア数が20A以下
「東京電力・北海道電力・東北電力・中部電力・北陸電力・九州電力エリア」で契約アンペア数が20A以下の人は、Looopでんきに切り替えると電気代が高くなってしまう可能性が高いです。
契約アンペア数を20A以下で契約している人の多くは、一人暮らしをしている人や節約志向の人で、電気の検針票自分の契約アンペア数を確認することができるのでチェックしてみてください。
そしてLooopでんきへ切り替えることで電気代が高くなってしまう原因は、契約アンペア数が20A以下の場合の平均的な電気の使用量に該当するLooopでんきの料金単価が従来の電力会社よりも高く設定されているためです。
東京電力エリアを例に、東京電力とLooopでんきの料金単価をまとめました。
▼料金単価 ・東京電力:19.88円 ・Looopでんき:26.4円
このようにLooopでんきの料金単価は割高に設定されているため、切り替えることで電気代が高くなってしまいます。 ただし、ENEOSでんきの料金単価は東京電力と全く同じため、切り替えても1円も安くはなりません。 そのため「東京電力・北海道電力・東北電力・中部電力・北陸電力・九州電力エリア」で契約アンペア数が20A以下の人は、従来の電力会社のままで良いでしょう。
LooopでんきとENEOSでんきのサービス比較
LooopでんきとENEOSでんきにはサービス面の違いもあるため、比較結果を表にまとめました。
サービス | ENEOSでんき | Looopでんき |
---|---|---|
ガスとの セット割 | なし | あり (東京ガスエリアのみ) |
支払い方法 | クレジット カードか 口座振替 | クレジット カード |
駆けつけ サービス | あり | あり (東電エリアのみ) |
ポイント制度 | Tポイント が貯まる | なし |
ではそれぞれ詳しく解説していきます。
ガスとのセット割はある?
LooopでんきもENEOSでんきも、都市ガスのサービスを提供していますが、電気とガスのセット割があるのはLooopでんきのみです。 東京電力と東京ガスの提供エリア限定ですが、LooopでんきとLooopガスをまとめて契約することでセット割が適用されて電気の料金単価が2%割引になるため、電気代がさらに安くなります。 またLooopガスは、東京ガスよりも安くなる傾向があるため、セットで契約することで光熱費の大幅節約が可能です。 そこでいくつかの場合で、平均的な電気とガスの使用量を仮定して、「東京電力+東京ガス」と「Looopでんき+Looopガス」で契約している場合、それぞれの光熱費を計算して表にまとめました。
東京電力 と東京ガス | Looopでんき +ガス | |
---|---|---|
1人暮らし | 9,027円 | 8,760円 |
3~4人暮らし | 17,851円 | 16,540円 |
5人暮らし | 24,027円 | 21,720円 |
結果、一人暮らしから大人数で住んでいる場合まで、「Looopでんき+Looopガス」で契約した方が安くなりました。 提供可能エリアは限られていますが、Looopでんきと併せてLooopガスの申し込みも検討してみてください。
支払い方法は?
Looopでんきの支払い方法はクレジットカードのみですが、ENEOSでんきの支払い方法はクレジットカードと併せて、口座振替も選ぶことができます。 そのため、クレジットカードを持っていない人や口座振替を希望している人は、LooopでんきではなくENEOSでんきを選択しましょう。
駆けつけサービスは?
LooopでんきにもENEOSでんきにも、電気が点かない場合やコンセントが使えない場合など電気のトラブル時に、24時間365日無料で駆けつけてくれるサービスがあります。 Looopでんきの駆けつけサービスは『かけつけるーぷ』、ENEOSでんきの駆けつけサービスは『電気の困った!駆けつけサービス』というサービス名で、サービス内容が少々違うので以下にまとめました。
【内容】 | かけつけるーぷ | 電気の困った! 駆けつけサービス |
---|---|---|
対応エリア | 東京電力エリア | 全提供エリア |
無料になる 内容 | 60分以内の作業 | ▽東京電力エリア 60分ほどの作業 ▽他エリア 30分ほどの作業 |
電話番号 | 0120-995-007 | 0120-15-8704 |
ENEOSでんきの駆けつけサービスは、提供エリアによって無料になる作業時間が異なるので注意してください。
ポイントは貯まる?
LooopでんきもENEOSでんきもクレジットカードで支払うことができるため、電気代に併せてクレジットカードのポイントを貯めることができます。 そしてENEOSでんきではクレジットカードのポイントと併せて、電気代200円ごとにTポイントが1ポイント貯まるため、お得にポイントを貯めることが可能です。 Tポイントを貯めるには別途申し込みが必要で、以下の条件をクリアしている必要があります。
▼ENEOSでんきでTポイントを貯めるための条件 ・法人ではなく個人契約であること ・クレジットカード払いの場合、ENEOSカードまたはENEOSでんきの特別提携カード以外で電気代を支払うこと (特別提携カード:ANAカード/ビューカード/dカード/楽天カード など) ・Yahoo!JAPAN IDを持っていること
Tカードを持っていない人でも、上記の条件をクリアしていれば登録した「Yahoo!JAPAN ID」にTポイントが貯まります。 ENEOSでんき開通後、送られてくる「ご使用開始のお知らせ」からTポイントを貯める申請をしましょう。
まとめ
最後までお読みいただきましてありがとうございます。 LooopでんきとENEOSでんきを徹底比較した結果、多くの場合でLooopでんきの方が料金が安くなることが分かりました。 特に電気代が高い人ほど、Looopでんきに切り替えることで電気代の大幅な節約が可能です。 一方関西電力エリアや中国電力エリア、四国電力エリアに住んでいて電気代が6,000円以下のような人は、LooopでんきよりもENEOSでんきの方が料金が安くなります。 そして先ほど紹介したように、LooopでんきとENEOSでんきはサービス面でも様々な違いがあるので、しっかり確認してから申し込みましょう。