新電力で安いのはどこ?選ぶポイントと状況別に安い新電力7選

新電力で安い
安い新電力に乗り換えたいけど、「たくさんありすぎて分からない」「結局一番安いのはどの新電力?」など疑問を抱いていませんか。

電気代は人それぞれ異なるため、安い新電力と契約するには自分の電気使用量や契約状況に合わせて選ばなければなりません。

そこでこの記事では多くの新電力の中から、様々な状況別に本当に安くなる新電力を厳選して8社紹介します。

また、安い新電力を見つけるためのポイントや、安い新電力を選ぶ上で注意したいこともあわせてまとめています。

これを読めば、あなたにとって最も安い新電力を見つけることができます。

安い新電力を選ぶ3つのポイント

安い新電力を選ぶには、「電気料金の単価」「セット割」「キャッシュバック」の3つに注視する必要があります。中でも、電気料金の単価が最も大切です。

電気料金の単価

電気料金は、毎月固定でかかる「基本料金」と、電気を使った分だけ発生する「従量料金」の2つの合計です。そのため、安い新電力を見つけるには、この2つの料金がどれくらい安く設定されているのかを確認します。

一般的に基本料金はアンペアが大きいほど高く、従量料金は電気を使うほど単価が上がっていく傾向にあります。電気をたくさん使う方では、従量料金の単価が安い新電力を選ぶとお得です。逆に電気をあまり使わない方なら基本料金、従量料金がまんべんなく安い新電力を選ぶと良いでしょう。

このように、まずは電気料金の単価がどれくらい安いのかに注目します。

セット割

電気代を安くするには、セット割の有無や料金も考慮します。セット割には「ガスとセットで毎月300円引き」「スマホとセットで5%還元」などがあります。

ただし、セット割があってもそもそも電気料金の単価が安くない新電力も多いです。そのため電気料金の単価が安いことを前提に、付加価値としてセット割を考慮していくようにします。

キャッシュバック

新電力の中には稀に新規申し込みで電気代のキャッシュバックを行っているところもあります。数ヵ月後の電気代から〇%割引などです。

キャッシュバックは一時的なものなので、長く使い続けるほど節約効果は薄くなってしまいます。そのため、あくまで電気料金の単価を最重視し、その上でキャッシュバックを実施しているかどうかで判断することがポイントとなります。

状況別!本当に安い新電力7選

以上を踏まえて、実質の電気代が安くなる新電力を7社厳選して紹介します。

安い新電力は状況によって大きく変ります。ここでは何人世帯か、どのような契約や使用状況かという分類でそれぞれ最も安くなる新電力をお伝えします。
何人世帯?どんな状況?安い新電力
一人暮らしほとんどの方が該当シン・エナジー
40A契約ならLooopでんき
ガスもセットにするならCDエナジー
2~3人暮らしほぼ一択あしたでんき
4~5人暮らし40A契約ならエルピオでんき
50A契約以上なら
HTBエナジー
アンペア契約でない地域
夜間に電気をよく使う親指でんき
各新電力の特徴と、具体的にいくら安くなるかのシミュレーション結果とともに説明します。

一人暮らしで安い新電力

一人暮らしでは基本的にシン・エナジーが最も安い新電力となります。ただ、一人暮らしでも40Aで契約している人はLooopでんき、東京在住でガスも切り替えてみたいという方にはCDエナジーがお得です。

必ず安くなるシン・エナジー

▼シン・エナジーの特徴 ・基本料金、従量料金がまんべんなく安い ・一人暮らしでも月100円前後安くなる
一人暮らしでは基本的にシン・エナジーの「きほんプラン」が最も安い新電力となります。

エリア別に具体的にどれくらい安くなるかをまとめました。
※120kwh使用で計算
東北関東中部北陸関西
-41円-114円-12円-87円-90円
中国四国九州沖縄
-118円-110円-32円-44円
シン・エナジーは一人暮らしで電気使用量が少なくても、基本料金は10%、従量料金は1~6%安くなるような料金設定になっています。

特に使用量が少なくても従量料金が安くなるのがシン・エナジーの特徴。他の新電力では使用量が少ないと全く安くならない場合が多いですが、シン・エナジーなら必ず安くすることができるため一人暮らしにおすすめです。

一人暮らしで電気代を安くしたい方は、毎月100円前後が安くなるシン・エナジーを選びましょう。

40A契約ならLooopでんき

▼Looopでんきの特徴 ・基本料金が0円 ・40A契約なら月数百円安くなる
一人暮らしの方でも40A(アンペア)で契約している場合は、Looopでんきが安いです。
※120kwh使用で計算
北海道東北関東中部北陸九州
-701円-381円-361円-504円-554円-475円
※アンペア契約でない関西・中国・四国は対象外です。

Looopでんきは基本料金が0円の新電力。基本料金は契約しているアンペアによって料金が決められていて、現在40Aで契約している場合、1,000円前後の基本料金が毎月かかっていました。

しかしLooopでんきは基本料金が0円なので、その分をまるまる節約することができます。

従量料金は一人暮らしの方の使用量では数百円の割高になってしまいますが、基本料金の1,000円分が節約できているため、結果として数百円電気代を安くすることができます。

一人暮らしで月に数百円も節約できる新電力は他にないので、40Aで契約しているならLooopでんきは最安水準となります。

一人暮らしで40Aで契約している人は少数派となりますが、該当する方には基本料金0円のLooopでんきを選びましょう。アンペアは検針票や自宅のアンペアブレーカーに明記されているので確認してみてください。

電気とガスを合わせて安いCDエナジー

▼CDエナジーの特徴 ・電気とガスのセット割がある ・ガスとあわせて200円以上安くなる
東京に住んでいる一人暮らしの方は、CDエナジーを選ぶと電気とガスをまとめて安くできます。

一人暮らしでは電気をあまり使わないため、電気代で節約できる額が限られてしまいます。その場合はCDエナジーで電気とガスをセットで契約することで、電気ガス代をあわせて安くすることができます。
※電気120kwh使用、ガス15m³使用で計算
節約額東京
電気代-100円
ガス代-91円
セット割-30円
合計-221円
CDエナジーの電気プラン「シングルでんき」は、使用量が少なくても毎月必ず100円安くなります。ガスの「ベーシックガス」は、東京ガスより100円弱安くすることができます。

さらに電気とガスをセットで契約することでそこから0.5%OFFになるので、結果として1ヵ月で200円以上の光熱費の節約となります。

東京でガスもまとめられる方は、セット割のあるCDエナジーが安いです。

2~3人暮らしで安い新電力

2~3人暮らしの方にとっては、あしたでんきが最も安くなる新電力と言えます。

あしたでんき

▼あしたでんきの特徴 ・基本料金が0円、従量料金も安い ・月1,000円前後安くなる
あしたでんきの「標準プラン」は、2~3人暮らしの方では月1,000円前後電気代を安くすることができます。

エリアによっても変わるので、以下の表をご覧ください。
※400kwh使用で計算
東北関東中部関西中国九州
-637円-953円-718円-1,247円-823円-840円
あしたでんきの「標準プラン」は基本料金が0円。2~3人暮らしでは40Aで契約していることが多いため、それだけで月に1,000円前後の節約になります。

また、従量料金が一律の単価となっているのも特徴です。多くの電力会社では従量料金は使用量が増えるにしたがって3段階で高くなりますが、あしたでんきは真ん中の料金で一律となっています。
※東京電力エリアの例
 東京電力あしたでんき
~120kwh19.88円
26円
120~300kwh26.48円
300kwh以上30.57円
そのため、電気を120kwh以上使う2~3人暮らしの家庭では従量料金も安くすることが可能です。

他の新電力ではここまでの節約ができるプランはないため、2~3人暮らしの家庭で電気代の安い新電力を探している方は、あしたでんき一択となります。

なお、あしたでんきでエリア対象外となってしまう北海道、北陸、四国、沖縄の方は料金体系が似ていて電気代もあしたでんきに次いで安い楽天でんきがおすすめです。

あしたでんき公式サイト

4~5人暮らしで安い新電力

4~5人暮らしの家庭では、40Aで契約しているならエルピオでんき、50A以上で契約しているならHTBエナジーが安いです。アンペアでの契約でない関西・中国・四国の方はHTBエナジー一択となります。また、夜間に電気を多く使う家庭では親指でんきが安いです。

40A契約ならエルピオでんき

▼エルピオでんきの特徴 ・たくさん使うほど従量料金が安い ・月1,000円~2,000円安くなる ・約13,000円のキャッシュバックを実施
4~5人暮らしで現在40Aで契約している場合はエルピオでんきが安いです。エリアによって変わりますが、1ヵ月に1,000円から2,000円もの節約になります。
※600kwhで計算
東北関東中部北陸九州
-1,903円-2,240円-1,707円-1,278円-1,506円
エルピオでんきは、電気使用量が多いファミリー向けの新電力。基本料金も安いですが、特に電気をたくさん使った時の従量料金が安く設定されているのが特徴です。

例えば東京電力と比較すると、エルピオでんきは300kwh以上使った時の単価が5円近く安くなっています。そのため、電気をたくさん使えば使うほど安い料金が適用され、電気代が安くなる仕組みになっているのです。

他社の新電力と比べても、使用量が多い場合の単価はエルピオでんきが群を抜いて安いです。

4~5人暮らしの電気使用量では確実に300kwhを超えるので、300kwh以上使うと特に安くなるエルピオでんきは電気使用量が多めの家庭におすすめな新電力となります。

なおエルピオでんきは現在電気代キャッシュバックも行っているため、さらに安くすることもできます。40A契約で月の電気代が16,000円の方では、約13,000円のキャッシュバックが受けられます。初年度限定になりますが、電気代をより節約するチャンスです。

50A以上ならHTBエナジー

▼HTBエナジーの特徴 ・基本料金が半額、従量料金が安い ・50A以上なら月3,000円前後安くなる
50A、60Aで契約している方は、HTBエナジーの「プライムプラン」が業界でも最安水準の新電力となります。

例として50Aで契約した場合に、いくら安くなるかをまとめます。エリアにもよりますが、3,000円前後も電気代を安くすることができます。
※600kwh使用で計算
北海道東北関東中部北陸九州
-3,280円-2,274円-2,914円-2,263円-1,749円-2,168円
HTBエナジーのプライムプランは、基本料金が半額、従量料金が最大16%OFFという料金体系になっています。

50A、60Aの方は基本料金が1,500円~2,000円になりますが、HTBエナジーではその半額を節約することができます。

また、従量料金は使用量が増えても安く、特に300kwh以上使うと最大16%も安くなるため使用量が多い家庭ほど電気代が安くなるのです。

HTBエナジーのプライムプランは50A以上の契約限定ですが、50Aまたは60Aで契約している方はHTBエナジーが最安の新電力と言えます。

アンペア契約でないエリアはHTBエナジー

関西、中国、四国、沖縄に在住の方はアンペアによる契約ではありません。これらのエリアで4~5人暮らしの方はHTBエナジー一択となります。

アンペア契約でないエリアの方でもHTBエナジーのプライムプランに対応しており、基本料金(最低料金)が半額、従量料金は最大16%OFFになります。
関西中国四国九州沖縄
-3,021円-2,115円-2,229円-2,168円-1,095円
4~5人暮らしで電気使用量が多めという家庭は、HTBエナジーのプライムプランを選びましょう。

夜間の電気代が安い親指でんき

▼親指でんきの特徴 ・基本料金0円 ・21時~6時の従量料金が最大20%OFF
4~5人暮らしでも、夫婦共働きで子供たちも学校で昼間にほとんど家にいないという家庭では、親指でんきの「ゲームプラン」プランで夜間の電気代を安くすることができます。

親指でんきのゲームプランは、基本料金が0円、21時~6時までの従量料金が最大20%OFFとなります。

例えば日中と夜間の電気を使う割合が1:3の場合で、いくら安くなるかまとめてみます。
※600kwh使用で計算
東北関東中部関西
-1,488円-1,912円-1,561円-2,660円
中国四国九州
-2,301円-2,749円-1,707円
これ以上に夜間に使う電気の割合が大きい方は、さらに電気代を安くすることができます。日中は不在が多く、夜間の電気代を安くしたい4~5人暮らしの方は親指でんきのゲームプランを選びましょう。

安い新電力を選ぶ際に注意すべきこと

新電力を安さで選ぶのは大切ですが、安い故に注意しておきたいこともあります。以下の点をあらかじめ受け入れた上で、安い新電力と契約するようにしましょう。

解約金がかかる場合がある

新電力は解約金が0円の場合が多いです。ただし安さに特化した新電力の中には、解約時に解約金や違約金がかかってしまう場合もあります。

今回紹介した新電力の中では、HTBエナジーのみ1年未満の解約で2,000円+税の違約金が発生します。

月々の電気代は確かに安いですが、解約時に違約金を請求されることで逆に高くついてしまう場合もあるので、解約金のかかる新電力を契約する際は慎重に検討しましょう。

特典やキャンペーンは期待できない

特典やキャンペーンを豊富に用意することで、実質の電気代を割引にする新電力も多いですが、安い新電力の場合はそうした特典は期待できません。

今回紹介した新電力の中では、エルピオでんきを除いて特典やキャンペーンは用意されていません。新電力への乗り換えに合わせてお得にしたり、ポイントの付与などを求める場合は、そうしたサービスが充実した新電力を選ぶと良いでしょう。

知名度が低い

安い新電力はテレビCMなどの大きな費用がかかる宣伝活動を行わず、その分を電気代の安さに還元しています。そのため、この記事で紹介した新電力も聞いたことがないところばかりだったと思います。

知名度が低いのでその分契約者も少なく、利用者の口コミなどを事前に知ることは難しいかもしれません。しかし、新電力はどこを選んでも電力供給の安定性や電気の品質に差がないよう法律で決められているので、知名度がないからといって大きな心配をする必要はないでしょう。

まとめ

いかがでしたか。

新電力は様々なプランがあるため、自分の使用量を把握し、自分に合った新電力を選ぶことが安い新電力と契約するために不可欠となります。

最後に改めて、安い新電力をまとめます。

▼一人暮らしに安い新電力
⇒シン・エナジー
⇒40AならLooopでんき
⇒ガスもあわせて安くするならCDエナジー

▼2~3人暮らしに安い新電力
⇒あしたでんき

▼4~5人暮らしに安い新電力
⇒40Aならエルピオでんき
⇒50A以上ならHTBエナジー
⇒アンペア契約でないエリアはHTBエナジー
⇒夜に電気をよく使うなら親指でんき

新電力への切り替えは公式サイトから申し込むだけで工事などもないため、気軽に行えます。ぜひ以上の新電力の中から、自分に一番安い新電力を見つけてください。

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